冠婚葬祭互助会大手アルファクラブ武蔵野・蕨警察署跡地葬儀場建設―�A

「アルファクラブ武蔵野って葬儀場だと思うんですが、近所の蕨警察署移転後の空き地に『集会場』が建設されるとかで、でもアルファクラブ武蔵野って冠婚葬祭互助会だから、うちの近所に結婚式場ならまだしも葬儀場や火葬場なんかが今さら作られたら困ってしまいます…（どうしたものでしょう？）…」

　といったような相談が、蕨市中央の蕨警察署跡地近隣の住民から本紙の元に寄せられてから、本紙もこの建築施工主であるアルファクラブの事、またこの土地取得に関する事の調査をすすめた。並行して、以下のような署名用紙を近隣住民の皆さまのご自宅に配布し、意識調査を行った。

（署名用紙内容原文）

斎場・アルファクラブ武蔵野建設予定地ご近隣の皆様へ

　蕨警察署跡地に斎場が建つことになりました。近隣の皆様はどのようにお考えでしょうか。近隣の方からの相談があり、当社でも調べました。そうしたら不思議なことが分りました。この場所の前所有者は埼玉県でした。三月十八日に参加自由の入札があったのですが、その時、現所有者の葬儀会社・アルファクラブ武蔵野は入札に参加していません。落札したのは戸田の平和不動産でした。

　ところが平和不動産の落札から即座に土地は売買され名義はアルファクラブ武蔵野に変っています。これは事前に平和と武蔵野で話し合いがなされ、平和は武蔵野のダミーとして入札に参加した、ということでしょう。なぜアルファクラブ武蔵野はこんな手の込んだ細工をしなければいけなかったのでしょうか？アルファクラブで申し込めば入札参加できなかったのでしょうか？

　アルファクラブで申し込めば近隣の反対運動で入札が不可能になると思ったのでしょうか？直接落札するには何かやましいことがあったのでしょうか。平和不動産にダミー費用としてどれだけの汚れた金を払ったのか知りません。そんなところに金を使うなら、安全、安心、快適さの為に近隣対策費に消費すべきでしょう。

　葬儀場が出来ることで、地価の下落や、不動産売却時のイメージ悪化、葬儀内容によって交通渋滞が起こったり、閑静な住宅地に相応しくない騒ぎが巻き起こったりという、この近隣が皆様にとって不都合な住環境へ変貌してしまう恐れも充分考えられます（始まってしまえば止められないと憂慮した人が当社に相談に来たのです）。

　そこで近隣の皆さまに署名を頂いて、多くの人の反対意見があれば、当社は本格的な反対運動を展開しようと考えている次第です。少しでも不安があれば、以下に御署名下さい。当社も見過ごしておける話ではないと思っています。ご近所の方とも相談の上、この提案に宜しくご賛同のほどお願い致します。

敬　天　新　聞　社
埼玉県戸田市喜沢一丁目二十八番の四十三　　電話０４８−２２９−０００７　　ファクス０４８−２４２−５８５８
――以下、署名欄（サンプルのため署名欄は削除、文章のみ掲載）――