冠婚葬祭互助会大手アルファクラブ武蔵野・蕨警察署跡地葬儀場建設―B

2008/11/16

 アルファクラブ武蔵野が、埼玉県蕨市の蕨警察署跡地に葬儀場を建設することにおける、疑惑問題を地元住民に問うべく、本紙では地元住民の声をひろい、アルファクラブ武蔵野に届け地元住民の声を尊重させる為の活動を行っております。最近では、この活動に対し、これをチャンスにアルファクラブ武蔵野にすりよりスポンサーにでもなってもらおうと思っているようなゲスな市議会議員も出てきているようです。

  また、〔地元住民の親切な方〕からの声で、「アルファクラブ武蔵野が集会場建設に対してアンケート用紙を配ったりしているんだけど、よくよく話を聴いているうちにていよくアルファクラブ武蔵野の冠婚葬祭互助会に入会させられちゃって、その時はいい話と思ったけど、冷静になると割高だし、解約とかリスク説明も上手くしてもらわないまま契約しちゃったお婆ちゃんもいるのよ」とか、のっぴきならない話、アルファクラブ武蔵野のエグイ商法の一端まで本紙に届いてきております。

 以下は、本紙が蕨警察署跡地のアルファクラブ武蔵野葬儀場建設地近隣住民に宛てたお知らせ文書です。


(蕨警察署跡地葬儀場近隣住民あてお知らせ・内容原文)

斎場・アルファクラブ武蔵野建設予定地ご近隣の皆様へ(続報)

 先日、署名アンケートチラシを近隣の皆さまにお配りした後、同じように当事者であるアルファクラブ武蔵野の神田成二会長に何故、直接自社で入札に参加しなかったのか、と質問状を送ったのですが、回答は来ませんでした。やはり何か後ろめたさがあったのでしょう。

 前捌き(※)に平和不動産を使ったところが多いに匂ったのです。というのも平和不動産の実質的オーナーである榎本氏は、地元広域暴力団の企業舎弟と噂される程の評判の芳しくない問題人物だからです。当紙も直接、榎本氏の問題シーンを見ました。  もう七〜八年も前ですが、地元にT組長という人が居た頃、そのT組長に召田均議員の拉致暴行を依頼したのです。

 確か自分達が進めていたクラリオン跡地買収の件を、召田議員とクラリオンの組合長出身の高橋秀樹議員、祐伸建設に取られたということでした(確かにこの三者がこの件で二億儲けたという噂は根強く流れていた)。結果は失敗だったらしいが、この件で榎本氏はT組長に三百万円、落し前として取られたと後日関係者から聴いた。この一件の話を聞くだけでも榎本氏の恐さが分ろうというもの。

 恐らく榎本氏も神田氏も口裏合わせて、近隣の皆様には「アルファクラブが榎本氏に依頼して入札参加したのではなく、榎本氏が独自に入札に参加し、落札された土地をたまたま買ったものです」という風に説明することだろう。そう言わないと誰もが「何故こんな手の込んだ小細工をする必要があるんだろう?」、「何故、億の金を払ってまで理不尽なことをするんだろう?」と思うだろうし、その分安全、安心、快適さの為に何故、隣接対策費に使わないのだろうか。

 当紙の直ぐ近所でも、先日、解体工事があったのですが、騒音、ホコリ、地響き等の配慮に強く抗議した所、敷地内の建物を防音壁で囲い、全てに配慮した工事をやってくれましたので、近隣の人達に喜んで頂きました。皆さんが一致団結して抗議すれば理不尽な不正は断固として跳ね返すことが出来るし、食い止めることも出来ます。先ずは嘘を見抜き暴くことが大事です。

 近隣の皆様に新しい情報をお届けします。平和不動産の榎本氏は地元暴力団の某組長に地元対策費として三百万円を払ったそうです。当然この金はアルファクラブから出ている金でしょう。ヤクザに騒がれたら面倒臭いということでしょうか。それとも地元顔役に対するアイサツ料ということでしょうか。

 今、世間は暴力団との絶縁、決別に力を入れています。アルファクラブ武蔵野が、今建設しようとしている葬祭場は社会性、公共性の非常に高い建物の筈です。そんな公共性の高い企業が一歩裏に回れば、一枚ダミーを入れて反社会的団体に金を渡して、近隣住民を押し黙らせようという卑劣な行為は許せません。徹底的に建設反対に立ち上がりましょう。

敬 天 新 聞 社
埼玉県戸田市喜沢一丁目二十八番の四十三  電話048−229−0007  ファクス048−242−5858


※=「前捌き」

 そもそもは相撲用語として使われていた言葉で、相撲の立ち合いで自分の得意の体勢になるために互いに相手の手をはねかえして争うことを手を捌いてポジションをつかむことから、前捌き前捌き言われるようになったが、経済用語としては主に建築土木産業廃棄物関係の方々でしか使われない隠語である。そして、企業対暴力団間で結ばれる闇の契約の隠語である。

 よって、wikipedeiaで調べても「経済的前捌き」は載ってない。要は建設会社がある場所に建築物を建てる時、また、産業廃棄物処理業者が新たな産廃用の「谷(山と山の間のゴミ捨て用谷)」を買い取る時、地元の暴力団トップ、もしくはフロント企業のコンサルタントに「どうぞ、よしなに」といって、金を包んで、地元住民の鎮圧とトラブル処理、不正隠蔽などを総合的に依頼する事の総称を指す。

 前捌きがキチンとしていれば、その工事〜建設後の産業廃棄物の搬入などはすんなり上手く行くが、前捌きの依頼主がしょうもない事をしたり、前捌きや地元の顔役への挨拶が八方美人の二股膏薬だったりするとこじれてトラブルの元になってしまう。もう、工事の下請けを貰った暴力団と下請けを貰わずに前捌きだけチョコっと顔を出されただけの暴力団とが、工事現場を封鎖しあったり前捌きの発注元にねじ込みあったりの泥試合になってしまったりして。

 迷惑をこうむるのは、発注主よりも地元住民の事が多い。前捌きの失敗が元で、一地方都市を震撼させる恐怖の暴力団抗争が起るなんてのはザラであるからである。今、地元密着型で頑張ってきた暴力団関係者の利権が警察OBの天下り先に奪われてしまっているのは、公然たる事実だ。暴力団関係者も生き残りをかけて、地元での覇権に命を賭けている。正に身体を張ってシノギを削っている訳だから、建設現場の「前捌き」1つをとっても、その前捌きをよそに譲ったり、自分とこがないがしろにされたりしたら、のちのち、必ず自分の首を絞めることになるわけだから、たかが前捌きと片付けるわけにはいかないのだ。沽券に関わる重要なメンツの戦いなのである。

 建設関係者や施主の人々もそういう事は重々承知であるだろうから、普通は慎重にやるものなのだが、たまにいい加減+金儲け以外の儀礼はチャランポランな企業もある。そういう企業が参入してきた地域の住民は生きた心地がしないだろうが、まあ、そういうことです。この建設〜産廃〜パチンコまで業界を数え上げたらきりのない「前捌き」ばなしは、いわゆる「暴対法」以前の過去の話じゃないですよ?勘違いしないで欲しいんですが、この話は、2008年、現在で起っている表社会と裏社会との密約の説明です。昔じゃない、今、現在の話。

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