仙谷由人衆議院議員(民主党=徳島1区)の、破産会社不正介入疑惑を追う A

2008/12/21

 理想無き代議士は、よほど悪臭を漂わせているのだろう。

しかし、その悪臭を嗅ぎ付けて擦り寄ってくる薄汚い連中にとっては、何よりも芳しい香りに違いない。社会党から民主党に転身し、末は与党政党の重鎮にもなろうかという仙谷由人先生の元にも、利権(及び現ナマ)を手土産に、陳情を装った胡散臭い儲け話しが連日舞い込んでいるようだ。

 そんななか、当方が掴んだ事件は、他の代議士が介入した数多の事件と比べても、余に無茶苦茶なシノギであった。事の始まりは、福岡市の海運事業者「新和土木海運」の倒産だ。倒産概要は、債権者73名に対して約128億円の負債を抱えた大型倒産である。ただし、通常の不景気による経営悪化が倒産の主たる要因ではない。

 何せ、倒産する遥か以前から、同社の経営は傾き始め、現行の民事再生法が施行される平成12年の前には既に、強制和議(破産防止の施策)の適用を受けていたのである。つまりは、倒産する10年前から危機状態にあったポンコツ企業だったのである。

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