敬天千里眼情報 叶ョ理回収機構(RCC)の処理物件をめぐり、

新旧所有者激突!佐藤友久VS砂川日成―その5

2007/11/05

 佐藤友久(イースターコーポレーション代表)が「約束の12億1千万円やるから不動産(時価50億円以上)を返せ」と訴えた裁判で、被告の砂川日成(クラケンコーポレーション会長)は「約束は無効だ!20億円(利益折半)くれなきゃヤダ」と、東京地裁の法廷で吼えまくったらしい。

 RCCの回収業務をコントロールして、不法手段で債務免除を得た佐藤友久と、それに加担した砂川日成の醜い仲間割れ裁判は、東京地裁内でも前代未聞の茶番劇として噂になっているらしい。本件を裁く裁判官が「両名(犯罪者)には、そもそもRCCから騙し取ったに等しい不動産の権利を主張する資格はない」と、半ば切れかかったとも漏れ伝わっている程だ。

 さて、裁判当事者等の不毛な争いを、興味深く注視している訴外人物がいる。それが、砂川日成の後ろ盾であり、調剤薬局「さくら薬局」を全国展開する「クラフト梶vの会長である梶弘幸である。クラケン社への11億円の無担保貸付(砂川日成への情実融資の疑いあり)も、梶弘幸の独断による指示で実行されたとも言われており、砂川日成もまた、上場企業の会長職にある梶弘幸との密接な関係を事あるごとに触回っている。

 勿論、梶弘幸にしてみれば、裁判に勝つことが最善と考えているのであろうが、負けたら負けたで貸付金を楯に本件不動産の権利を、砂川日成と取り変わって主張する腹積もりであるようだ。暴力団との関係も取り沙汰される強面の砂川日成より、巨大企業「イオングループ」に属する財界人の梶弘幸の方が、腹黒さとしたたかな計算高さと全てに於いて役者が一枚上といったところか。しかし、詐欺師(佐藤友久)や銭の亡者(砂川日成)に加え財界紳士(梶弘幸)までもが群がるのだから、本件不動産には余程の魅力があるのであろう。

 本件不動産の現状は、登記上所有者であるクラケン社と、サントロペ赤坂店なるパチンコホールとで賃貸契約が為されている。 その月額賃料は1550万円であり、つまり砂川日成の手元には年間1億8600万円が転がり込んでることになり、当該事案が発生してから今日までに手にした賃料は莫大な金額になっている筈だ。クラケン社にとっては、この賃料収入が正に命綱であり、途切れたなら即、赤字決算に陥るのは明白である。取り敢えず、本件不動産の所有が判明しない内は、この賃料は裁判所に供託保全されるべきと考えるが、さていかがなものか。