東洋大学田淵順一君へ
何を勘違いしているのか、創立者でもなければオーナーでもない田淵を何故あそこまで勝手にやらせるのか。一出入り業者の立場から最高権力者の立場まで登り詰めた実績は立派だが、そこに犯罪性や違法性が含まれ明らかに公私混同しているのなら、それは誰かが指摘し正してあげねばならない。もう許容範囲はハッキリと越えている。
自分が推薦を受けた校友会の中で権力の座から落ちることが分ってきたら、今度はその校友会を形骸化する為に第二校友会とも言うべき「卒業生室」を新たに創ったり、校友会からの評議員推薦枠を大幅に減らそうと画策したり、自分の権力維持の為なら学内規律をコロコロ変えるのである。
元々自分の恩師を追放する為に、三期は長すぎると作り変えておきながら、自分が理事になったら有効と再度作り変える男だから、とにかく何でもアリなのである。こんな男が不正を告発した勇気ある小沼元教授を名誉毀損で告訴したというのだから片腹痛い。ところが受理した地元の富坂署は小沼先生が指摘した十三項目の中の四項目しか聴かないそうである。
一、西村の息子不正入学の件(これは当時のサンケイ新聞に載った)
一、○田○子との不倫の件(これは学内では有名な話)
一、大学四年の時、体連の幹事をやり、使い込みが発覚して辞めた件
一、給料返上の件
田淵にしてみれば十三項目指摘された中で、この四項目だけが勝てると思った話だろうか。(小沼先生の指摘した告発文は当社のホームページ「東洋大学」をクリックすると全て見れます)だが四項目に搾ってきたということは、裏を返せば他の九項目は勝ち目がないという事だろう。相撲部屋から金を貰った話などは、田淵自身「他の大学でもやってることだよ、何で俺だけ」ぐらいの認識しかないだろうから、告発そのものが理解できないのかも知れない。
だがこの人身売買みたいな行為は一度火がつけば大変な事件に発展することに気が付いていないのだ。どう考えても、どこから考えても田淵が本気で告訴するなら大恩人の元相撲部長であり東洋大学の教授である小沼喜八郎先生ではなく、東洋大学応援団OBであるパトリオット湯本修明氏でなければならない。田淵の不正をひたすら叩きまくって、小沼先生が告発する数年前から何度も不正を暴き続けているのに訴えないのはおかしい。だがこれには裏がある。
初めは暴力団に頼んだ。ところが報酬を要求されて驚いて逃げた。バカな奴だなァー。頼み事をしたら報酬や謝礼を要求されるのは当たり前だろう。この男は只で誰でも利用しようとするのだ。普通はこれに懲りたらこういうことはしないものだが、再度また別組織の暴力団に湯本対策をお願いする。ところが話が着いたらまた実効しない。また追われる羽目になる。次は当局を利用しようとする。暴力団に頼んだカスのような話に当局も乗る訳がない。しかも犯罪性の匂いは田淵側にあって、湯本氏側の落ち度と言えばせいぜい面会強要ぐらいであろう。
地元富坂署にしても、お家騒動ぐらいにしか見てないから、上からの特別な政治力が働かない限り、動くことはあり得なかったのである。ところが今回、逮捕はしないものの小沼先生が、三回も富坂署に事情聴取を受けている。一連の内容を詳しく知らない塩爺や深谷隆司あたりが動いたと噂されている。塩爺は新しく創設された(田淵が創った)総長に座っているし、深谷は何を教えているのか、客員教授になったそうである。もし授業も教えず給料を貰っているなら迂回献金の疑いもある。大学を自分だけの金儲けの為に利用しようとするからこんな騒ぎが起こっていることを田淵は理解すべきだ。二十五年も寝食を共にして来た仲間が何故今君を告発しなければならないのか、を胸に手を当ててよく考えるべきだ。
私は湯本氏に顧われて参戦しているのではない。孤軍奮闘している湯本氏の男気と正義に惚れて勝手に参戦しているだけなのだ。だから報酬もなければ謝礼もない。人望がある、とはこういうことを言うんだよ。君達は私が湯本氏やその周辺から多額の報酬を受け取ってビジネスで支援していると思っているらしいが、私は君の不正が一つでも公に暴ければそれでいい。大学は君個人の物ではない。
白 倉 康 夫
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