東洋大学経営陣も革新すべきでは?

2008/11/12

 今回の東洋大学夏期講習、北志賀高原ホテル人妻女子学生夜半飲酒泥酔十針縫う事件は大学側が隠蔽した事により、より教職員に不安や疑惑を招く結果となっている。三浦邦彦教授と穐田清教授を謹慎処分にしているぐらいだから、それなりの重い内容ではあったのだろう。

 だが週刊新潮の記事の中では二人は身の潔白を訴えているような箇所も報じられている。それなら隠蔽しないで公的な所に処分を任せた方が良かったのではないか。隠蔽する事によって疑惑は大きくなり、学生にまでより大きな不安を招く事になる。真実の所は今もってナゾである。しかし人妻女子学生が十針縫った事は事実な訳だから、それなりの事故はあった訳だ。田淵常務の判断、と噂されているが、それには幾つかの理由がある。

 校友会推薦枠で理事になった田淵氏は、三選を禁止した寄付行為を無期限OKに改めて立候補しようとした岡本常務理事の多選阻止の急先鋒として活動し信頼を得た筈なのに、自分が理事になると平然と寄付行為を改悪し、現在五期目である。流石に校友会もこの弊害に気付き、田淵私的校友会と言われた洋々会も機能しなくなり、今回は確実に落選予定と言われている。

 そこで彼が考えたのが、校友会の無能力化と第二校友会とも言うべき「卒業生室」なる意味不明の部署である。これに対して、百年以上の歴史を持つ校友会が怒った。流石に洋々会もこれを容認する訳にはいかないだろう。墓穴を掘ったという事である。校友会から推薦されて校友会を潰すような行為をすれば怒らない者はいないだろう。

 これこそ権力者の奢りである。今、彼の支援者は利害の一致する体制側にいる者だけで、校友会だけでなく教授会や理事会でさえも寄付行為の改悪に反対していると言う。そんな時での今回の事件を、隠蔽工作する事で教授会に恩を売る、もしくは恫喝の材料にするのではないか、と言うのである。

 また、安岡人事部長が教授会を通さず、勝手に二教授に代わる人事を補充した事にも非難の声が上がっている。田淵常務には愛人の薬品実験データ収集会社社長のインサイダー情報株売買疑惑の噂もあるし、塚本理事長には自社ビル売却時に仕組んだ脱税疑惑と、偽造売買契約書を元にした訴訟詐欺が多くのメディアから囁かれている。

 執行部のトップにいる人間の疑惑だから、中から追及するのは難しいだろう。学内は治外法権の立場にある。当局は勿論、文科省でさえ、ちょっとやそっとでは動いてくれない。だが湯元氏や小沼先生の質問にさえ全く答えきれないではないか。田淵常務のこれまでの行為の中の幾つかは明らかに法を逸脱しているものがある。アメリカが大きく変った。日本も間違いなく大きく変るだろう。もうそろそろ東洋大学も多くの不正に目覚めるべきだ。

敬天新聞ホームページ敬天ブログ | 東洋大学不正告発