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神奈川クリニック・オークス共に「これは契約書だ」と言って譲らない『割賦支払申込書』のコピー。しかし、親権者の署名・捺印はどこにも無い。『実家』という欄の父親の氏名は、神奈クリ社員の眼前で少女が記載したもの。これのいったい何処が『同意』なのか? |
そこで当紙は本年1月18日に「神奈クリの医療クレジットは、親権者の同意無しで未成年者と契約している」と、東京都産業労働局商工部に同院の調査を要請したところ、直ぐさま判明したのが“都知事への貸金業の登録が為されていなかった”という呆れた新事実だった。
更に、都職員が「未登録での業務は違法だ」と続けると、神奈クリ信販部担当は返答に窮した模様で「顧問弁護士と相談した上で今月中にお答えします」と言ったきり、産業労働局には月が変わった今現在も連絡を寄せていない(都庁も嘗められたものだ)。
神奈クリの対応というのは一事が万事これなのだ。去年の7月、当紙が同院宛に抗議文を送付した際は、「未成年者向けのローン債券の締結には何ら問題は無い」と弁護士が反論してきたが、その後追及を強めると貝のように口を閉ざしてしまうのだ。
結局は、自分らの悪事を承知しているが故に突っ張り切れないのである。
だが、神奈クリにいつ迄も惚けさせておく訳にはいかない。同院の悪事を暴くのに打って付けの証拠(掲載資料)を入手したのだ。
この資料は、神奈クリ銀座院で前記の経緯で手術を受けた少女の父親が、支払い完了を理由に契約書の返還要求をしたところ、債券譲渡先のオークス(江東区亀戸1-39-5)から送られてきたものだ。
この父親は『契約書の原本』を請求したにも拘わらず、送られてきたのが『割賦支払申込書のコピー』だったこともあり、オークスに説明を求めた。
そしてその答えが「申込書としてあるが割賦契約書に間違いない。指摘されてみれば記入に多少不備が見られるが、当社が神奈クリから買受けした債券は数千人分もあるので、紛れてしまったら個々の確認は難しい。えっ、神奈クリが貸金業未登録?馬鹿なこと言わないでヨ」とのことだったが、事実を知ったときのオークスの対応が見物ではある(実は全てを知った上で取引きした可能性も…)。
しかし、神奈クリは当然とはいえ、関東財務局長の登録番号を有する老舗貸金業者のオークスまでもが、揃って正規契約書と断言するこの『割賦支払申込書』だが、素人目にもその不備は明らかである。
取り敢えずは割賦払約款の記述や、分割手数料(金利)と支払い方法の説明はされている。だが、このエセ契約書に記入しているのは全て申し込み者の少女であり、本来未成年者用の契約書であれば、肝心要の親権者の捺印や同意署名の記入欄が無いのはおかしい。
もっと言えば、これが契約書というのであれば、この場合の債権者である神奈クリの所在を記す社印及び代表者印等も必要なのではないか。
これで契約が正規に成立するのであれば、親の与り知らないところで、子供たちは幾らでも借金が出来ることになる。
山子大助が組織的に少女を喰い物にして銭儲けに走った罪は重いし、貸金業法違反に抵触することが判明すれば、本人の逮捕も有り得る。
ところで、当紙以外にも山子大助の首を狙っている輩がいるとの話だが、それってやっぱり税務署?
〔つづく〕
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