日本大学が近々騒がしくなるらしい。情報によると右翼の街宣とマスメディア攻撃が一斉に始まるらしいのだ。
2、3ヶ月前から五味武氏「国会タイムス」で宣伝していた、坂口義弘氏日大糾弾本が出版されるという。筆者は、これは飽くまでもブラフであり「誰か止めに来てくださいよ」という部類かなと思っていたら、どうやら本気である事が分かった。まあ、坂口氏もあそこまで広言して「やっぱり止めました」では、メディア人としての立場が潰れてしまうだろう。また他に2人が日大物を出版する予定だというから俄然面白くなりそうだ。

 我が国最大の大学組織である日大。その「日大利権・日大人脈」の凄さは世間に知られるところである。それ故、何年に1回かは利権絡みのお家騒動を引き起こし、その度どこかのメディアや団体に叩かれているのが常であったが、ここ暫くは無風であった。
 さて、ここにきて風雲急を告げるように騒動が吹き荒れたのは何故か?関係者(責める人たち)に話を聞いてみた。

 ゴマすり一本でのし上がってきた、実力も人気もない野崎に、大学経営陣が人事・財務・総務といった主要業務(おいしい仕事)を握らせてしまい、学内の常識的バランスを欠いた事に対しての「不評」が一気に吹き出たらしい。
野崎は人も羨む大出世を果たしたとも見れるが、器量や資質のない者にこれほどの重荷を負わせれば、本人は端から見るよりも寧ろ苦痛を覚えているかもしれない。勿論、野崎の現在の地位を面白く思っていない連中が学内外問わず数多く存在しているのも確かなようだ。
 この様な、能力以上の重荷に押しつぶされる状況に加え、姿を見せない敵対者に過剰に反応してしまった野崎は、前代未聞の行動を起こす事になる。それは自ら防弾チョッキを着用し、屈強なSPを24時間、自身の警護に張り付かせたのだ。輝かしい歴史と共に継承されてきた「バンカラ日大魂」も、1人の臆病者のお陰で形無しである。
何ともお笑い種のこの行動には、日本精神を尊び続けた学祖=山田顕義伯爵も草葉の陰で怒りに打ち震えているに違いない。

 ただ今回の騒動には野崎なりの事情があるらしい。
 日大OBの元守衛が野崎に首にされたということでこのOBが野崎を付け回しているらしく、その襲撃を恐れての予防策というのだが、その真意の程は分からない。野崎愛用?の防弾チョッキが大学からの支給品なのかは知らないが、多額のSP費用はどうやら大学の支払いらしい。
 一人臆病風に吹かれた結果尻拭いを大学にさせるとは、小心者であり狡猾でもある野崎の正体を垣間見た思いだ。

 
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