神聖な学びの場もメシのタネ 日大幹部のあきれた経済学!
このお公家様スマイルで、談合だってヤクザだって転がしちゃうんだから

 野崎君の陰謀が暴かれ始めた。初めは全くわからなかった。筆者は主婦の友跡地に関して興味もなかったし、知る由もなかった。きっかけは今年の初め、ある人から「日大を叩いてくれないか」という話だった。

 “是々非々”が当社の方針だから大義がなければ叩けない、と断わった。それなら野崎を呼べないか、と言われたので「野崎なら呼べると思いますよ」と軽く引き受けたのだが、突然偉くなっていた野崎は電話には出たものの、筆者の知ってた昔のパシリの野崎ではなく、2ヶ月も待たねば会えないほど偉い日大No.2の野崎様になっていた為、筆者は大いに面目をつぶした次第であった。これは大学の為に野崎の天狗っ鼻をへし折らねばならない、と決意した途端、出るわ出るわ不正な行状が…と相成った。

 ところが筆者とは忙しくて会えない、と言っていた野崎君、主婦の友跡地解体を狙っていた業者とは頻繁に会食やカラオケ談合を重ねていたのである。その頃から元請け業者は鹿島と何故か決まっており、鹿島の直下請けをお願いに、解体業者は足繁く通っていたのである。

 ここで世間の常識の話をすると、発注者の担当責任者が元請業者に「下請業者はこの業者を使ってくれ」と一言いえば即決が常識なのである。それを業界用語で「天の声」と言うのだそうな。

 しかし野崎は臆病というか卑怯というか自分の口からこそ発しないが、暗黙の了解はしてるから直接鹿島に行けと促すだけで協力を躊躇うのだそうだ。初めての大役に足が竦むと同時に学内のライバルに知られることを極度に恐れていたそうだ。下請けに入れようと協力する気がないなら会わなきゃいいと思うが、アポなしで電話1本で連絡を取り合い、いつでも会えるということは、2人の中に断り切れない縁があるのか、或いは利害が一致する何かがあると評価するのが妥当だろう。

 野崎に指示された業者は鹿島に通うものの、直接天の声を聞いていない事を理由に、なかなか色良い返事を鹿島から貰えなかったのである。しっかり元請けに成りきっている鹿島の態度であるが、これが入札半年前の出来事である。

 主婦の友跡地問題に関しては野崎学内情報が業者を通じて外に流れ、その情報に右翼やヤクザが振り回されて今や収拾のつかない飛んだ展開になっているのである。実は野崎の昵懇にしている解体業者の父親が右翼やヤクザに顔の利く大物で、その事を途中から偶然知った野崎が、ライバルを蹴落とす為にわざと情報を垂れ流してきた可能性もある。そういえば何度か右翼の街宣が出ては止まり、記事が出ては止まりが繰り返されていたが、父親が息子に仕事を取らせる為のマッチポンプ、と怪文書が出たことがあった。その頃は本紙社主と国府氏が父親の助さん、格さんと周囲から見られていた頃だ。

 あの時「日大は田中英寿監督が人事から営繕から全部権限を持っている。田中の反対があったらどうにもならないらしいよ。とにかく田中に今回は動かないように話をつけてきてくれないか。野崎は田中の動向を怖がっている」という話を父親から頼まれた。しかし筆者はつい何ヶ月か前、田中氏の記事を不本意のまま掲載した、という苦い思いがあり、会って話をするには勇気がいった。田中氏とてそうだろう。たった1回の面識しかなかったのだ。それでも連絡を入れると快く会ってくれた。この辺が体育会系の良さである。

 
 な、何と本紙にも圧力が…
この場所に新しいビルが建つまで持つかな?野崎の処世術…

 早速用件を伝えると、田中氏は「私は主婦の友跡地の売買や建設問題に関しては全く関与しておりませんし、建設委員にも入っておりませんから動きようもありませんよ。何でそんな話が出るのか、全くわかりません」ということだった。「それに人事権も財務権も私は持っていません。それは野崎君ですよ。私は広報担当だけです」ということだった。調べてみたら、田中氏のいう通り野崎の方に権限が集中していたのである。野崎は、田中氏の動向を探るため、わざわざ情報を一度外に出して、何人かを経由した末、田中氏に伝え、それが往復して帰って来るのを待つ、という方法を多用している。田中氏の席まで歩いて1分で行けるというのに、である。

 何の為にこのようなことをするのだろう。この野崎の行為は日大に多大な損害を与えているといえる。何故なら学内の極秘情報を外に漏洩しているからだ。自分の信頼する友(業者)、と思っていても何人かの口を経て目的を達しようとする為、いずれ何十人の人が知る結果になる。口に戸は立てられないのである。その中には当然利害が相反する人も出てくるだろう。

 ここで二転三転する仕事について語ろう。プロが見て8億5,000万円位だろうと見られていた解体工事であるが、鹿島が元請けとして5億8,000万円で予定通り落札した。そして鹿島は半分抜いて3億で下請けに投げた。その下請けであるが、「渡辺」「朝田」で一度決定し、その下に野崎昵懇の件の解体業者「D」が入る、というところまで決まっていた。

 ところが途中から村上、東亜道路が加わり四社で決定。件の孫請け業社Dは、どこの下請業者と交渉すればいいのかわからず右往左往、最終的には村上に決まったという。いま、村上は端金(談合金?)を持って企業回りしているらしい。

 ここで腑に落ちないところがある。

 まず金額である。あまりに相場と違いすぎる。落札した額も世間相場とずれているし、鹿島のピンハネ額もすごい。だからもう一方で鹿島→「渡辺」→「孫請けD」のルートはしっかり確保してある、という噂もある。その線だけで仕事をすれば孫請けについているヤクザ企業に仕事をやらなければいけなくなる。極端に失点を嫌う野崎の、誰かに叩かれない為のヤクザ企業と手を切る知恵と孫請けDの取り分を独り占めする作戦が一致した結果という噂である。

 この話は今まで網倉→松田→野崎ライン主導で進んできた、と噂されていた。だから当然、野崎→松田→鹿島→「渡辺」→「孫請けD」が、野崎が考えたストーリーだったはずだ。

 ところが、何故急に「村上」に代わったんだろう?誰の策略だろう。ヤクザに繋がる孫請けを切るためなのか、田中氏も村上の社長も相撲部出身(村上氏は中央大で中途退部)ということで、田中氏が陰で動いたという印象を与える為に、わざと「村上」を下請けに選んだのか。公団の寝技師といわれた松田あたりの策だろうか。そういえば、任期1年の副総長のさよならパーティーで松田常務理事が必要以上に瀬在総長にゴマを摺り捲っていた、という光景も見られたらしい。

 森田理事長を任命する時に総長から「野崎のいうことだけは聞いてくれ」というのが条件だったという噂もあるが、その甘やかしすぎが命取りにならねばよいが…。

 忘れていたが、野崎→鹿島ラインと思われる筋から本紙へ圧力があった。日大は表で法律を使いながら、裏でこういう事もするんだなァ…恐れ入った。
 “前門の虎、後門の狼”である。    (つづく)

 
 公開質問状

 先般、我々敬天新聞社の許に、貴殿に纏わる様々な情報が寄せられた。具体的な個々の事案については後ほど触れるが、それらの情報を要約すると以下の通りである。

「貴殿は、日本大学(以下『貴大学』という)の人事、財務、総務という要職である3役を兼務する立場にあり、その職務上、土地の買収や貴大学関連施設の建設といった、言わば貴大学の高額なカネが動く場面に絡んでいるが、それらの案件の中には、他人はおろか貴大学関係者の目にも奇異に映るような不可思議な行動が少なくない。そもそも、6名ものボディーガード(2名3交代制)を24時間従えている者が、いったいどこの大学に居ようか。公私を混同したかのような横着が目立つ貴殿には、貴大学の要職を務める資格などない」
 もしも、これらの情報が真実であったとするならば、貴殿は「AA各付け」という高評価と「120億円」という日本一高額な助成金を戴いている貴大学の常務理事として不適格であると判断せざるを得ず、不適格な人物には即刻辞職してもらうより他無い。

 よって我々敬天新聞社は、右記の事柄に関する事実確認と貴殿の見解を求めるべく、ここに公開質問状とし、以下に掲げる十九の質問に対する貴殿の誠実且つ早急なる回答を希求し、質問中で指摘した内容が真実であった場合には、一刻も早い事実の公表と、貴大学関係者を始め文部科学省、日本私立学校振興・共済事業団、その他貴大学に関係する機関等を含む国民全般に対する謝罪と貴殿自らの判断による即刻の辞職を強く要請する所存である。

平成15年10月8日
〒335-0031
埼玉県戸田市美女木2丁目27番地29号
電話  048-421-0356
FAX 048-422-4914
敬 天 新 聞 社

日本大学 常務理事 野崎良一殿

 

貴殿の身辺警護(ボディーガード)について
質問@   貴殿がボディーガードを雇っているのは事実か。
質問A   事実だとすれば、それは何のためか。
質問B   また、その費用は幾らで、誰が支払っているのか。
質問C   右記質問Bで「貴大学側から支払われている」と答えた場合のみ次の質問にお答え頂きたい。
学校側から費用が出ているとすれば、それは理事会を通したのか。
質問D   右記質問Bで「貴大学側から支払われている」と答え、且つ右記質問Cで「理事会を通していない」と答えた場合のみ次の質問にお答え頂きたい。
学校側から費用が出ていて、理事会を通さなかったとすれば、それは何故か。
質問E   貴大学関係者で、貴殿以外にボディーガードを付けている人物は存在するか。(ここでいう貴大学関係者とは、貴大学の理事や役員、教授や講師、その他の職員の事であって、現役の学生や卒業生は含まれない)
質問F   文部科学省が(ボディーガードの事を)「把握していない」と言っているが、同省に対する報告の義務は無いのか。
 
主婦の友跡地買収問題について
質問G    債権回収機構が150億円と査定していた主婦の友跡地を、貴大学側が、わざわざ480億円で買い取ったというのは事実か。
質問H   右記質問Gで「事実である」と答えた場合のみ次の質問にお答え頂きたい。
それが事実だとすれば、なぜその金額(480億円)になったのか。。
質問I   主婦の友跡地買収、またその他の貴大学本部や関係学部建設等に対する根強い反対意見があったと聞くが、それらを押し切ってまで買収や建設を進めた理由は何か。また、それらに関する議論は充分に尽くされたのか。
 
主婦の友跡地に隣接する土地の買収について
質問J   主婦の友跡地に隣接する土地を、当初は貴大学が約9億円で買い取る予定だったが、なぜ、直前になって止めたのか。購入を止めた理由についてお答え頂きたい。
質問K   結果、その土地(右記質問Jの土地)を大和ハウスが6億5,000万円で買ったが、更にそれを貴大学が14億円で買った理由についてお答え頂きたい。
質問L   右記質問J及びKで触れた土地は、貴大学が元々買おうとしていた9億円より、結果的に5億円も高い値段で買い取ったことになるが、意図的に貴大学側に不利益を蒙らせるような貴殿の行為は、貴大学に対する背任行為に当たらないか。
質問M   貴大学は、日本一高額な補助金を国から頂いておきながら、わざわざ損をするような買い物をして、国家国民に対して申し訳ないと思わないか。
質問N   本来ならば土地の売買や建設等は営繕の担当であり、当時で言うならば佐藤勝常務理事の担当と思われるが、何故、主婦の友跡地については貴殿が采配を揮ったのか、その理由についてお答え頂きたい。
質問O   仮に、貴大学関係者と建設業者との間に癒着や贈収賄の事実があったとしても、貴殿は「私大だから問題無い」と思うか。
 
貴殿の交友関係等について
質問P   貴殿は、暴力団に関係のある業者とゴルフやカラオケに興じ、或いはそれらの業者から金銭的な支援を受けていたと思われる節があるが、そのことを危惧した貴大学総長から「彼等と会わない方が良いのではないか」と再三に亘って注意を受けたというのは事実か。
質問Q   貴殿はそういった貴大学総長からの注意を無視して、現在でも毎日のようにそれらの業者と連絡を取り合って密かに会っていると聞くが、それは何故なのか。何のためなのか。
質問R   右記質問P及びQの事態に至った理由を一般的に考えると、貴殿がそれらの業者に何らかの「弱み」を握られたため面会を断れないのか、或いは利害を共有する仲間なのかとも思われるが如何か。
以上    
 
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