日本人がもっとも忌み嫌う「裏切り」「下克上」の世界。ここに、典型的クーデターで成功した事例を紹介しよう。

　この５月に専修大学理事長に就任すると噂される三島英雄君である。三島君は長い間、元官房長官で前理事長だった山下徳夫氏のコメツキバッタ秘書として知る人ぞ知る無能な職員、と思われていた。

　何せ、前理事長が大物であった上に評判が芳しくなく、その陰でイエスマンを長く務めた為、厚顔無恥だとか虎の威を借る狐などと揶揄され、前理事長の負の部分をみんな背負わされたのである。しかし山下前理事長は信頼できる側近秘書として常務理事に推薦し、労に報いたつもりだった。

　そこで有能な前任者が退任したこともあって、これから年々生徒が減る宮城県石巻専修大学、北海道短期大学をテコ入れしようと、右腕である三島常務を地方赴任させた。

　山下前理事長の親心も通じず「この俺が何故左遷なのか」という疑心が沸々と煮えたぎり、今までの黒子的心情も爆発し、「忠」が「恨」に変わって行ったのだという。前理事長の年齢からくる批判や痴呆もあって、内外から退任の声があがったことは事実（当紙もその一翼を担った）だが、まさかまさかまさか、側近中の側近だった三島君が山下前理事長追放の旗振りをしていたとは、お釈迦様でも気がつかなかったと泣いて見たとて後の祭りよ。

　前理事長追放運動を何年か前やった時、その一番の支え役ということで松戸の自宅まで街宣に行ったが、予想に反して余りに普通の家だった為、申し訳なくて街宣をしないで帰ったことがあったけど、今じゃその家も御殿になってるって聞いたけど本当？

　常務理事から専務理事、仕上げは理事長かー。一昨年11月の理事長追放からまだ１年半しか経ってないけど、そんなに儲かるの？

　山下前理事長はもう一期やりたかったらしいよ…。

　あっ、そうそう、専修大学が本紙に5,000万円払った、との噂を流していた人にたどり着いたら、本紙が糾弾後に、解体業者が仕事を取ったらしく、そこから本紙へカネが流れた、という推理だったらしい。呆れたね。