鶏肉販売(株)エビス商事の利権争いで 創業者が明かす長男と鳥貴族の癒着

(敬天新聞 令和6年11月号2面)


エビス商事の誠心誠意とは、誰のため? 何のため?


創業者VS現社長

 焼き鳥屋チェーン店を全国展開している(株)鳥貴族(江野澤暢男社長・大阪市中央区淡路町4‐2‐13)と、そこに鶏肉を卸す側の業者である(株)エビス商事(桑畑貴社長・宮崎県都城市豊満町980‐1)との癒着を告発する投書が、弊紙に届いている。

かつてエビス商事は、創業者の桑畑隆信氏とその妻が努力を重ね50年以上勤勉な経営を続け、宮崎県において有数の養鶏場を運営するに至り、地域の雇用や振興に長年寄与し、取引先と従業員を大切にする企業だったそうである。

そのエビス商事が、今では鳥貴族に鶏肉等の食材を卸すにあたって、内紛が勃発してるようである。内紛と言っても、親子の利権争いの様相である。

発端は、エビス商事の創業者である桑畑隆信氏が大病を患い、長男である貴氏が後継者として社長に就いたことにあるようだ。

会社の私物化が顕著となり、個人的な贅沢を繰り返し、高級車を何台も乗り換え、それでいて会社にほとんど出勤せず、独裁的な経営で従う者以外は排除するという専横が目に余る状況にあるという内容だ。

かねてより母親(創業者妻)や周囲は、性格が穏やかで働き者であった三男の直樹氏に譲りたいと考えていたらしいのだが、創業者である父親の隆信氏が独断で後継者を長男の貴氏に譲ったらしい。

ところが権限を譲った途端に長男が豹変し、父親の言う事も母親の言う事も聞かなくなり、勝手に値上げをしたり、鳥貴族の仕入れ担当者と癒着して賄賂を渡している関係らしいというのである。今になって、長男に譲った事を後悔し、どうしても取り返して、三男の直樹氏に譲りたいという思いも記されてあった。

コンプライアンスを軽視した現社長・貴氏の振る舞いは、従業員へのパワハラや高圧的な態度にとどまらず、上場企業である(株)鳥貴族の担当者と癒着して行われた不正行為は、もはや問題というレベルではないとも書いてある。

創業者の直筆で手紙も添えてあるから尋常ではないだろう。いうなれば「公益通報」の部類である。

そこで、鳥貴族とエビス商事に取材のため質問状を送ってみたが、期限までに回答はなかった。


安価で若者にも人気がある通称「トリキ」=鳥貴族の店舗


先妻VS後妻?

エビス商事の創業者である桑畑隆信氏が書いたこの直筆の手紙をよく読むと、

【創業者・桑畑隆信】+【後妻・夏美】+【後妻と隆信にデキた子=三男・直樹】

VS

【先妻と再婚相手】+【創業者と先妻の子=長男・貴(現社長)】+【同先妻の子=次男】+【桑畑家の親戚】

という対立の構図が背景にあるように見える。

現社長である長男・貴氏から見ると、創業者隆信氏は母親(本妻)を裏切って女をつくり、しかもその女を戸籍に入れて腹違いの三男を後継ぎにしようとして可愛がっていることに憎悪を感じていたのかな?

それで先妻と長男は桑畑家の親戚まで取り込んで、隆信氏と後妻とその息子(三男)を排除しようとしているのだろうか?

でも後妻とつくりあげた会社だと創業者の隆信氏は言っているので、隆信氏が後妻と三男を擁護するのは当たり前かもしれない。

しかし「夫婦喧嘩は犬も食わない」というけど、先妻と後妻に加え、その子供らが入り乱れての対立だから、より根が深くて複雑だ。プライべートなことについては、他人が口をはさむ余地はない。

しかし、その対立によって創業者が直筆で明かしている「鳥貴族の調達担当責任者と癒着し、女性を宛がうような接待を繰り返し、鳥貴族の仕入れに関する他社の価格情報を漏洩させ、その情報を基にエビス商事が価格調整を行い、納入取引を独占できるようにしていた」という別記があるから話が別だ。

しかもバックマージン(賄賂)が、その担当者に渡っているというのであるから・・・つづく。



(株)エビス商事の創業者である桑畑隆信氏が書いた告発文(クリックで拡大)



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