(敬天新聞 令和6年11月号3面)
アンファー創業者 三山熊裕氏
繰り返す脱税 |
SMAPの中居正広君や草薙剛君のほか「雨上がり決死隊」など多くのタレントをCМに起用した薬用シャンプー「スカルプD」の大ヒットで知られている(株)アンファー(東京都千代田区丸の内2‐7‐2)の創業者・三山熊裕氏に関する内部告発と思われる情報提供があった。
三山熊裕氏が、手書きで脱税を指示した時のものだという資料も届いている。
因みに三山熊裕氏は既に同社の社長を辞任しており叶屋宏一氏が社長に就いていたが、今年3月15日付で吉田南音氏が社長に就任している。しかし、今でもオーナーとして実権を握っているのは三山熊裕氏で、同じ住所にあるアンファーホールディングス(株)やアンファー製薬(株)の社長は三山熊裕氏である。
寄せられた情報によるとアンファーは「スカルプD」のヒットで、2008年3月期に約13億円だった売上高が、2013年3月期には約105億円にのぼり急成長したそうであるが、東京国税局の税務調査によって2011年3月期までの2年間に、約1億5千万円の所得隠しを指摘され、新聞各紙(2014年2/18付)で報じられている。
しかし三山熊裕氏は、このような脱税が発覚したにもかかわらず、2022年頃まで脱税を継続していたというのである。
また、更に過去を掘り下げてみると、1998年頃に、アンファーの前身である(株)ル・キヤ(旧アンファーエムズ)の代表取締役「三山熊裕こと李熊」として、脱税で刑事責任を問われ、東京地裁から執行猶予付きの罰金刑に処されているというのである。
つまり我が国へ納める義務のある税金を、意図的にごまかす脱税を何度も繰り返しているということだ。
2014.2/18付 朝日新聞 アンファーの所得隠し
1998.5/29 東京地裁(株)ル・キヤ脱税判決
チームの仕事でも |
そこで三山熊裕氏の新たな脱税疑惑の真相を探るため関係先を調査取材していたところ、下請け同士で責任の擦り合いと内紛が勃発し、その流れで新たに証拠となる資料や書類が弊紙に送られて来たのである。
その資料を精査していたところ、プロサッカーのJリーグに所属するチームに関する仕事もやっていて、そこでの大きな不正疑惑も出て来たのである。
各選手と広告のマネジメントやテレビなどの出演交渉を請け負ってるらしいのだが、その中抜きをすることで上部団体を誤魔化しているようである。
三山熊裕氏は自分の会社の名前は直接出さず、息子や娘の会社を作り、そこを通して利益が出るスキームを考えていたようである。
(株)74(渋谷区千駄ヶ谷2‐39‐3・208)と言う会社は、息子の会社である。息子が7月4日生まれだから、そのような名前らしい。読み方は(株)セッテクワトロというらしい。イタリア語だそうである。
先ずはここの赤字補填から始める為に、三山熊裕氏の別会社である(株)ブレインバース(旧(株)МYYK・中央区銀座3‐13‐6山陽銀座ビル5階)に、アンファーより年間40億を10年間入金する。そしてそれを虚偽の契約をして(株)74へ送金し、自身への返済に充てていたそうである。
勿論(株)74は立ち上げ当初より赤字。それを三山熊裕氏が6900万円補填。それを回収するために、МYYKを利用したのである。 三山熊裕氏が、支配下の2社間でこれだけの金を動かし、利益を操作して来た理由は、このような金の流れで黒字化させた(株)74を大手企業に売却することで、利益を目論んでいるという噂が専らなのである。
このようなスキームを指導したのは「銀座スフィア税理士法人の指示」という噂もある。ただ自身の名義がない会社であるのに、税理士法人をコントロールできる実力こそ、創業者である三山熊裕氏の真骨頂なのだろう、と巷の雀がつぶやくのである。続く。
弊紙に届いたアンファーに関する資料の一部