(敬天新聞 令和6年11月号 4面)
▼作家は空想の世界に入る。だから夜中に誰も居ない自分だけの世界に浸るのである。
記事を毎日書いていると、空想の世界に引き込まれることが、よくある。普段は日常的な現実にあったことを書いているだけなのだが、夜中に誰も居ない時に書いてる時の方が、より空想の世界に入れることに気付いた。
昼間は現実の世界から逃避できないが、夜中になると周囲も寝静まり、静寂の世界が現実に起きて来るので、幾らでも自分だけの世界に浸れるのである。そうすればどんどん空想の世界に入って行けるのである。
我々が書く記事と言うのは、所詮日記レベルであるから、そんなに世間の参考になる物でもないが、空想のレベルは5段階、10段階にも分かれるから、誰かの参考にはなっているのである。
また人はそれぞれに煩悩や欲がある。大きく言えば、貧乏人が持つ欲も金持ちが持つ欲も同じであるが、現実に実現できる人と、できない人の違いもある。中には生きてる時には全く評価されなかったが、死んでからその偉大さを評価される人さえいる。
世界には40億人の人が住んでるらしいが、生涯の中で知り合うのは僅かである。日本国内だけでも、殆どの人は知らない。そんな中で人は生きて行かねばならない。
しかもその何十億という人の中で、出会う僅かな人の中で、詐欺師や強盗や交通事故に遭って人生の大半を苦労だけで終わる人もいる。だから安寧を求めて人は仏陀の世界やキリストの世界に入って行くのかもしれない。
青春時代も、中年時代も、老年時代も、夢はある。若い時の夢は未来の夢だから穢れもなく美しいが、老年時代になって来ると夢とは言っても現実的で、もの悲しいのである。時給が上がったとか、貰った物があの人のより大きかったとか、誰かに褒められたとか。所謂(いわゆる)、子供返りしてるのであろう。
一般の人の成長・衰退は分かりにくいが、スポーツ選手ならよくわかる。ついこないだまで一流の頂点に居た人が、知らないうちに次から次に追い抜かれて、もう忘れ去られた人になっている。いつの間にか時代が変わっているのだ。
芸能界でも、10代、20代でスターだった子が、いつの間にか孫がいるとか、お婆ちゃん役とかお爺ちゃん役とかをしているのだ。
最近は現実と空想の世界の区別さえ分からない時がある。今の経験と知識を持って、10代ならな〜、と思ってる爺婆は多いだろうな〜。
それは無理です。どんなに思っても無理ですよ。貴方は現実に爺であり、婆であることを自覚する以外、逃げ道はありません。
ま〜、何と薄情な現実。せめて出かける時だけでも塗りたくってやる。それじゃワシは何を塗るんじゃ?
▼電柱から電柱に通してある、あの電線を1600メートルも盗んだバカ者がいるとニュースでやっていた。1600メートルの電線が幾らになるのかは知らないが、危険性や労力に見合った対価になるとは、とても思えない。
これは貧しい国の外国人の仕業であろう。日本人の仕事では、割に合わない仕事だろう。もし日本人がやってるとするなら、もっと昔からやってる筈である。
日本中どこにでもあるし、何も町の真ん中の電線を盗まなくても、もっと地方の田舎でやれば、もっとどっさり盗むことが出来たろう。
銅線を盗んでも、普通の人は売り先さえ分からないわけで、また買った者も商品が持ち込まれた時点で、直ぐに盗品と分かる訳だから、警察に通報しなかった時点で、グルみたいなものであろう。
そういう事があった時点で届け出なかった場合は、何の免許か知らないけど、免許証をはく奪することにすべきである。
それにしても大胆不敵な泥棒が居るものである。盗人に道徳を問うても、カエルの面に小便だろうけど、放っておけば、尚更付け上がるだろうから、徹底的に犯人を批判すべきである。
万が一貧しい者や貧しい国の者の犯罪だとしても、単なる盗人として終わらせてはいけない。この馬鹿者盗人の為に、二次被害、三次被害まで影響するのである。今や生活の全てに電気は影響している。
それにしても電信柱から電信柱に張ってある電線を盗むのだから、電線の知識を知っている奴の犯罪だろう。
普通電信柱に張ってある電線に直接触れば、感電死するんじゃないの? 何でこの泥棒たちは感電死しなかったのだろうか? 電気を通さない手袋をはめての犯行だったのだろうか? と思っていたら、何とこの電線泥棒で、日本人の泥棒まで現れたようである。何処かのお寺が狙われたようである。
銅線を買取り屋に売って、金に換えたと自供してるぐらいだから、間違いなく故買屋と呼ばれる連中がいて、「盗品」と分かっていて買い取る奴らがいるのである。
当然調べられたら、「知らない」と言うのだろうが、明らかに電柱から電柱に張ってあるような電線を切って売りに来た物を分かっていて、買い取るような故買屋は逮捕し、免許はく奪処分にすべきである。また通報の義務も負わせるべきである。
公共に多大な被害を与えるような泥棒は、個人的な泥棒に比べて、もう一つ罪を重くすべきであろう。
政治家も当選前は建前と綺麗ごとを言わないと当選できないだろうから、当選してからでいいから、口先ばかりの綺麗事を言わないで、時には厳しい意見もお願いしますよ。
▼若い人は人生経験が少ないから騙されやすい。また世間も小さいので、相談する人も少ない。犯罪に巻き込まれ困った時に相談する場所を知っていれば、助かる者も沢山いる筈である。
犯罪から逃げる勇気は恥ずかしい事ではない。その時は一瞬恥のような行為に思えるかもしれないが、悪い話を勧めようとしている者こそ犯罪者であって、そういう仲間からは離れることである。世間を広くすることが、犯罪から遠ざかることでもある。環境を変えることが大事である。
例えばその事件に巻き込まれることで、生涯が台無しになることさえあるのだ。そこら辺で有名なチンピラであっても、もっと広い世界に行けば、大したチンピラでもないことが分かる。世の中には上には上があるのである。先ずは、その地域から離れる。環境を変えることである。
若者は働く場所は幾らでもある。自然が好きなら遠い地方に行けばいいだろうし、賑やかなところが好きなら、都会に行けばいい。
何処かで働けばまた新しい仲間が出来たり、尊敬できるような人に出会ったりできる。嫌な過去を語る必要もない。自分がいつか過去を語れるような大人になるまで語る必要もないし、忘れてもいい。そのうち大きな心を持った人と出会うと、「あの頃はあんな小さなことで悩んでたんだな〜。巻き込まれなくてよかった」と思う日が必ず来るのです。
毎日色んな所で、色んな事件があり、独りでやった犯罪者には同情しないけど、仲間に誘われて、取り返しのつかない程の事件に巻き込まれる者も少なくない。そんな者たちは世間が広かったら、恐らく何処かへ逃亡することも選択肢に有った筈である。
悪い仲間に引き入れようとする奴らは、いかにも地獄の底まで追いかけるような事を口にするが、そういう生き方をする者は、ほんの一握りで尚且つ、人生から見ればほんのわずかな一瞬であるから、十分に逃げられます。とにかく、出来るだけ遠くへ逃げて、別の場所に行くことです。
今は昔と違って、そういう悩みに答えてくれる専門家も多いから、安心して尋ねることです。そういう所を訪ねることは全く恥ずかしい事ではありません。強盗を進める奴らは、自分が逮捕されたくないから、電話かけ子や、受け子や、引き出し子を騙して、脅して使い捨てにする目的で利用してるだけなんです。
正しい行いをしてるなら、何も自分たちの身分を隠す必要もありません。こいつらに仲間なんていません。誘われたら迷わず、役所や警察に通報すべきです。強盗の手伝いをしたら、最低でも10年以上刑務所に入ります。被害者が死ねば強盗殺人罪になって、20年以上刑務所に入ります。帰って来てからも、誰も迎えてくれないでしょう。
逮捕された時点であなたの人生は終わりです。よくよく考えて行動しましょう。