(敬天新聞 令和7年5月号2面)
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(株)レーサム創業者の田中剛氏 | 疑惑の薬 ? 動画 |
経営者の栄光 |
不動産業界で大きな注目を集めているのが、大手不動産会社ヒューリック(株)による(株)レーサムのТОB(株式公開買付)だ。これは両社の事業シナジー(相乗効果)を期待したものとされているが、その裏で、レーサムの創業者であり元会長の田中剛氏にまつわるスキャンダルが波紋を呼んでいる。
田中氏は1990年代にレーサムを創業し、わずか9年でジャスダック市場に上場させた実力派経営者。日本で初めて国有財産の不動産を証券化するなど、先駆的な手法で脚光を浴びた。創業当時は田中氏が大半の株式を保有し、彼の強いリーダーシップのもと、外資系企業出身者など有能な人材を役員に迎えたことで、業界ではカリスマ的存在として知られていた。
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銀座クラブ・オー(Club О)西川えりかママ |
薬物と加害疑惑 |
しかしながら、田中氏に関する近年の報道はその栄光とは対照的である。SNS上には、田中氏とされる人物が薬物らしき白い粉末を扱っている様子の動画が拡散されており、更には若い女性に薬物を強要し、性的暴行を加えたという疑惑も持ち上がっている。
実際、被害を訴える女性は医師による診断書や被害届を提出したとされ、弊紙も直接話しを聞いたし、同内容を掲載したメディアが幾つも存在する。女性は六本木の路上でスカウトされ、「高額報酬の仕事」と称してホテルに誘われ、薬物を摂取させられた上に性暴力を受けたという証言をしている。また診断書にはPТSDなどの症状が記されている。
田中氏に近いとされる下請け企業の社長や、銀座のクラブママなどへ、弊紙が取材を試みたが回答を拒否している。そういった関係者の沈黙が、逆に疑惑の深さを物語っていると思わずにはいられない。
被害者の診断書(画像クリック)
真相は闇の中 |
レーサムは田中氏の退社を理由に「現在は無関係な人物」として関与を否定しているが、在任当時から薬物疑惑があったという声もあり、当時の役員たちがそれを黙認していたのではないかという疑念も浮上している。
もし事実であれば、企業倫理やコンプライアンス体制そのものが問われる重大な問題である。
また、田中氏は創業者利益として数百億円を得ていたと噂され、資金を仮想通貨などで国外に移そうとしているとも言われている。日本ではメディアや世間の目が厳しく、「住みにくくなった」と感じている田中氏は、ドバイや薬物規制の緩い国への移住を計画しているとの情報もある。
とはいえ、被害届が警察に提出されたという話しもある中で、未だ逮捕に至ったという情報はない。その背景には警察ОBとの繋がりや影響力のある人脈の存在も指摘されている。
真偽の解明が待たれる中で、SNSでは話題が沈静化しつつあり、田中氏が一時的に国外に身を潜めている可能性も取り沙汰されている。つづく。弊紙に届いた新たな投書(click!)