(敬天新聞 令和7年6月号 4面)
▼トランプ大統領の戦略が綻び出してきた。初めは関税を始めとした恫喝で相手を圧倒してたようにも見えたが、今では、寄付金や裏金さえ貰えば、何でもОKする商人であるようにも見える。これでは早かれ遅かれ、アメリカ国民だけでなく、世界中の国から飽きられてしまうのではないか。
トランプ大統領が実業家としての成功者と言うのは、誰もが認めていることである。ある一面では、その眼力は高く評価されている。ただ世の中は白か黒かで割り切れない事が多々ある。白か黒か、〇か×か、右か左か? それだけで決着をつけた場合、勝った側は納得も行くだろうが、負けた側は納得はいかないだろう。今後を生きて行く上で、生活に大きく影響するからである。
政治の難しさはそこにある。特に公務員を減らす作業は至難の業であろう。小さな町の合併に伴う解職なら本人たちも納得も行こうが、世界一の大国であり、世界一の自由国の顔であるアメリカの改革である。
いくら何でも全く人権を無視したような解職に、その本人たちは兎も角、国民でさえも果たして納得するだろうか。少なくとも何度かの議会を通じての決定があるべきだろう。
何回話し合いをしても結論が出ないほど判定が拮抗してる議案を大統領権限で執行する場合、もう少し真剣に慎重に、執行しないと、反対者側から見ると、遊びながら自分の利だけを考えながら、決定を出してるように見えて仕方がないのである。
アメリカは自由主義陣営の雄である。一国として、ロシアや中国に対峙して物の言える実力のある国はアメリカを置いて他にない。北朝鮮に圧力を掛けれるのもアメリカしかいないのだ。
日本では総理が替わる度に、「自分が総理の時代に必ず拉致被害者問題を解決する」と口にする。そしてその賛同者と言わんばかりに、胸に青いバッジは付けているが、誰一人として北朝鮮と交渉した人物はいない。ひたすら北朝鮮の体制が変化するのを待つだけである。
せめて強いトランプ大統領が世界に通用しているうちに、拉致問題の解決をお願いしなければ、もう北朝鮮体制が倒れるまで無理だろう。せめて北方領土国境地帯、西側国境新潟佐渡島、南西諸島尖閣列島、に自衛隊の常駐屯地と世界最新鋭の自衛艦を配備して、国内の漁民の安全操業を確保すべきである。「山椒は小粒でピリリと辛い」。
▼何でもそうだが、プロと言うのは大したもんである。その道で生涯食って行くわけだから、その道で普通の人より優れて居て当たり前と言えば当たり前であろう。
考えて見れば農業従事者も、漁業従事者も、サラリーマンも、生涯家族を養って食って生きてるわけだから、みなその道ではプロと言う事になる。と言う事は、社会人として生きてる事が皆プロということか。
一般的には、その道の専門家的な人をプロという言い方をするし、金を貰ってスポーツをする人をプロと言うようである。例えば作詞家、作曲家という人たちの中には、何百曲も詩や曲を作る人もいるし、作家も何十冊も本を出す人がいる。筆者のように日記程度なら幾らでも書けるが、プロは売れないと食えないわけだから、プレッシャーも大変だろう。
芸能界が一番わかりやすい。何がきっかけか分からないが、ある日突然売れる者が現われる。それで何十年も続く者も居るが、大抵は知らないうちに消えて居なくなる。そして、20年先、30年先に「あの人は今」として現れ、運が良ければそこから再登場する人もいる。
昔は芸能人も大河ドラマの主役をやれば、それをきっかけに名前と顔を覚えたものであるが、今売れてる20代、30代のスターという芸能人の名前は全く知らない。いや正確に言うと50歳以下の芸能人で名前と顔が一致するのは、あの頭が良くて上品な芦田愛菜ちゃんで、子役の時から、兎に角上品だった。
テレビも筆者が子供の頃は白黒で、ハリマオーや隠密剣士、月光仮面の頃で、近所に何軒かしかテレビのある家は無く、見たい番組があったら「テレビを見せて下さい」と言って、見に行ったものである。
日曜日には小学校の二階の畳の部屋で5時から8時まで見れたが、ミイラが出て来る番組があって、終わりには電気を消してカギを閉めて、宿直室の先生の処に鍵を返しに行くのだが、帰りに怖いから、みんなで一緒に帰ったものである。
家も町も生活は貧しかったが、連帯感はあった。だけど、あの時代は近所に干渉されない一人暮らしに田舎の人は憧れていたのである。
殆どの人が核家族になった今は、昔を懐かしむようであるが、こんな慣習もまた、何十年に一回、流行り廃りを繰り返しながら、人生は終わって行くのだろう。南無〜。
▼過日、満席の通勤時間帯の山手線に乗車した。筆者は幸いにも優先席に座れたのであるが、目の前にヘソの見える服を着て出勤する女性と遭遇した。筆者の目から20センチぐらいしか離れていないのである。
確かにヘソの穴が綺麗であった。ヘソの穴の綺麗さに自信があるから見せたかったのかもしれない。それにしても通勤するのに、こんな服を着ていくか?
流石にまじまじとヘソの穴を見つめている筆者に気付いたのか、次の駅で何処かに移動した。いかん、いかん、これが「視姦痴漢」という奴かもしれん。知らず知らずに目で追いかけてしまっていた。
次に目の前に現れたのは後ろ向きの大きな尻だった。残念なことに男だった。ジーパンの後ろポケットに財布を入れていた。スリのプロだったら、ドサクサに紛れて財布を抜いたかもしれない。
ただパンパンのジーパンを履いていたので、抜くには気付かれるだろう。いやプロのスリだったら、そのままでは抜かないだろう。電車が揺れる度に、その揺れに乗じて少しず抜いて行くのかもしれない。
顔を見たらインド人のような感じの黒人だった。よく考えたらインド人かどうかは分からない。高齢者は色が黒かったら、みんなインド人と思う習性があるのだ。本当は、もっと広範囲にアフリカ人と思った方が正解に近いと思うが、何故か高齢者には黒人はインド人というイメージがある。筆者だけの勘違いかな〜?
やはり、黒人は尻が固く跳ね上がっていてかっこいい。尻が大きく跳ね上がっているのは、黒人も白人も一緒のようだ。逆に言えば尻が小さく垂れ下がっているのはアジア人の特徴のようである。
足腰を鍛えれば、太腿から尻にかけて筋肉質にはなるが、高齢者になればそんなに筋肉運動ばかり続けて行けない。精々が散歩である。散歩ぐらいではヒップアップまでには繋がらないのである。「他人の尻見て、わが尻見直せ」である。
気持ちは分かるが、高齢者になると、中々思うように体も動かなくなるし、体だけでなく、頭も働くなる。否、体や頭という大雑把な部分だけでなく、細かく、目、耳、歯、など部分的にも壊れかけていて、50年前には信じられなかった現象が今自分の体の中で、表面で起きているのである。誰も自分の未来何て予測できないからね〜。
ま〜、これから自分の体の部品と相談しながら、仲良く暮らしていくしかないね。まだまだ夢も希望も持ってる、じっちゃん、ばっちゃんの為に、もうひと働きするしかないね。
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