海上自衛隊鹿屋航空基地史料館の フジ系列への対応を支持します!

(敬天新聞 令和7年7月号2面)


海上自衛隊鹿屋航空基地史料館

根本的な原因

 鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋航空基地史料館が、フジテレビ系列の鹿児島テレビ放送(KTS)による取材を拒否していたことが判明し、同史料館の対応が波紋を呼んでいる。

事の発端は6月5日、特攻隊を題材にした舞台に主演する俳優が役作りと告知を兼ねて史料館を訪れるということで、KTSの記者が事前に取材を申し込んでいたが、「フジ系列は許可に1カ月かかるので難しい」と、申し入れ自体が拒否されたというものだ。

史料館の永山勉館長は「報道での取材と情報番組などへの制作の協力を混同して認識し、組織内で確認することなく独断で判断してしまった」と後に釈明している。

国は、タレント中居正広氏の性加害問題を受け、フジテレビとのタイアップや広告出稿は目的を勘案した上で内閣に相談し対応することとしていたが、報道対応については通常通りとする旨を1月30日の内閣官房長官記者会見で明確にしている。広告出稿についても、6月3日以降は各省庁の判断に委ねることとしていた。永山館長が「混同」して対応してしまったと言うのは、政府の見解が背景にあったからである。

KTSの三島盛義取締役報道制作局長は、「フジテレビの一連の問題に関して、系列局として重く受け止めている」とした上で、「KTSはフジテレビとは別法人の地方局で、これまでも県民に寄り添った情報を届けてきた。今回は戦後80年に、特攻を広く知っていただく上でも重要なニュースと判断した。館長の『独断』とはいえ、取材を許されなかったことは非常に残念」などと地元紙の取材にコメントしている。

だが性加害問題の対応を巡り、内閣官房や総務省も「対応に留意するよう」求めていたし、各省庁への広告出稿は一時的に凍結され、報道現場でも「フジ系列に厳しく接する」という空気が広まっていたのは事実である。




様々な問題の渦中にあるフジテレビ



賢明な判断

 今回は確かに、永山館長がフジテレビと中居正広氏の「性加害問題を理由」に、取材拒否したのなら誤りだったかもしれない。

しかしながら「特攻隊を題材にすることを理由」にしていたならば、フジテレビ系列が取材拒否される可能性は否定できないだろう。弊紙は永山館長の判断は、結果的には賢明であったと考え、支持している。

何故なら先月号で報じた通り、4月23日にフジテレビで放送されたバラエティ番組「世界の何だコレ!?ミステリーSP」が、実在する特攻隊員を、真偽不明なミステリーとエンタメのネタにしたからだ。

その番組内容は「特攻隊員の前世を語る少年」のエピソードとして紹介。少年が「自分はかつて沖縄戦で戦死した特攻隊員だった」と語る姿や、その「記憶」を基に穴澤利夫大尉という実在していた人物に結びつけたのである。番組は「前世記憶」として再現ドラマ化し、「世界一美しいラブレター」と称された穴澤利夫大尉の遺書(知覧特攻平和会館・資料)まで紹介し、まるで事実かのように放送したのである。

弊紙は放送日の翌日、フジテレビ清水賢治社長宛てに質問状を提出し、1・史実との整合性、2・未成年者のプライバシー、3・企業の説明責任という三点について回答を求めたが、期日までに回答はなかった。

これには放送倫理や戦死者の軽視を問題視する声が続出し、BPО(放送倫理・番組向上機構)には「視聴者から寄せられた意見」としてホームページで公表されている。

問題が山積しているフジテレビだが、この記事が世に出る頃には、人事刷新を迫る株主との意見対立が話題と成っていた、親会社フジ・メディア・ホールディングスの株主総会(6月25日開催)も終わっているから、公正で誠実な社風への再建に向かって、大きな前進があればいいのだが。


番組では前世の記憶を語る少年の顔は丸出しで放送された フジTVが実在した特攻隊員をエンタメのネタに!


当該番組について問題視する視聴者の声/BPOホームページより抜粋(クリック)




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