(敬天新聞 令和7年9月号3面)
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| 現場の写真A(情報提供者より) |
| 疑惑の工事 |
千葉市緑区平山町で行われてる下水道工事の現場で、不正な土が使われてるという目撃情報が弊紙に寄せられている。そこで現場で工事していた下請け業者に質問状(※1)を出したところ、回答書(※2)が届いたので掲載することにした。
また仕事を依頼した立場の千葉市の担当部署にも質問状(※3)を出したところ回答(※4)があった。
先ず分かったのが、直接落札した元請会社は「千年杉建設」(千葉市中央区生実町874・伊藤博子社長)という会社だった。県内の役所関係の仕事をしている会社のようである。市の担当が、しっかりと調査するという内容であった。
情報提供者は土木1級の資格を持つらしく、弊紙に掲載した下請け会社からの回答書を見て、質問3の回答に対して疑義を抱き、再度弊紙に連絡して来た次第である。
弊紙は、土建業に対して素人だから、意味が分からない部分もあるが、「古くなって使えなくなった土を掘りだし、そこに新しく買って来た土を入れなければいけないのだが、この現場では、新しく買って来た土の中に、古い土を混ぜていた」そうである。
それを見た運転手が、「おい、何をやってるんだ?」と怒って、証拠として写真を撮ったというのである。土の山の色が違うのが証拠らしい。
これに対して下請け会社である「有限会社拓伸」からの回答では、プラントに持ち込むために混ぜている違法ではない作業であるという事だった。
今のところは、どちらの意見が正しいのかは分からない。しかし道路や下水道などは、生活していくうえで重要な社会インフラであるのだから、不手際によって事故など招かぬように、市の徹底調査を求める。
(有)拓伸への質問状※1(画像クリック)
(有)拓伸からの回答書※2
千葉市宛ての質問状※3
千葉市からの回答書※4
現場の写真B(情報提供者より)