敬天新聞 令和8年4月号 社主の独り言(中辛)

(敬天新聞 令和8年4月号 4面)



▼国際機関で働いている人たちは男女問わず頭脳は優秀で、そして勇気がある人達が多い。現実に戦争が起こってる場所に行き、弱者側に立って行動してる人が多い。しかもテレビなどに出て、世界中の人に向けて支援をお願いするのである。

たまたまNHKの「子供ニュース」という番組を見ていたのであるが、質問する側の子供の質問にも感心するが、それに答える国際機関で働く人たちの言動に感心した。

優秀な大学を出てるのだから、もっと色んな職に就けると思うのに、敢えて危険な紛争地帯に働き場所を選んで、弱者側の立場に立って、間違いを犯している国に厳しく対応するのである。

だからトランプ氏は、自分の思うようにならない国連を必要以上に憎んでいるのだろう。世界中の国からの寄付で成り立っている国連、中でも大半をアメリカが担っているから、アメリカに最大限敬意を持って接するべきであろうというのがトランプ大統領の言い分であるようだ。

しかしアメリカの大統領でも、ここまで国連を軽視する大統領は過去には居なかった。それに今や裸の王様丸出しで、ロシアや中国の非道さが可愛く見える程の行き過ぎた言動に溢れている。老人特有の病に罹ってるのではないかと心配する程の言動が余りに多いのである。

言動の基準はアメリカ国民の為にというより、トランプ家の為にという場合が多く、それが分かるような言動が多いのに、何で周囲は止めることができないのだろう、と不思議でならない。

世界最高峰の自由主義国であるアメリカに何であんなにワンマン大統領が出現したのだろうか? 本当はもっと早い段階でノーと言うべきだったのに、様子見の時間が長すぎてるうちにタイミングを逃してしまったということだろう。

このまま後一年間トランプ政権が続けばアメリカは取り返しのつかない混乱期を迎える事になるだろう。

確かにアメリカが、自由主義国をこの数十年リードしてきたのは間違いのない事実であろうが、共産国以上に権限をひけらかす権力者が現われることは想定外だった。

この裸の王様状態をどう静めるのかが、アメリカだけでなく自由主義陣営の喫緊の課題ではないだろうか?



▼一つの政治的意見と言うのは、各ワイドショーによって見解が違う場合が多い。解説者も右から左まで居るので、色んな意見を聴かないと真実は分からない。

それで出来るだけ色んなワイドショーを見て、意見を聴くようにしている。ただ真実を知ったところで、それをどのように拡散していくことが日本の利益に繋がるのかは人それぞれだろう。

今までの世界のトップは、なかなか腹の中や、手の内を見せない者が多かったが、トランプ大統領は兎に角頭の中、腹の中が見えやすい人である。しかも常に言動が金に換算できるので、話が分かりやすいのである。 日本の政治家は腹の内は見せない、何を言ってるのか最後まで話を聴かないと分からないという話が特徴であるが、トランプ大統領の場合、余りに単純明快で、しかも常に話の内容が金に換算できるという特徴があるので、兎に角分かりやすいのである。それだけに民衆から見れば白黒が着けやすいのではないか。

ただ公職のトップに居るわけだから、「決定=自らの利益に繋がる」のであるが、それを隠そうとしないところが東洋人には理解できないのである。

普通なら他国の出来事だから全く関係のない事であるが、アメリカがクシャミをすれば日本が風邪をひくという関係だから、見て見ぬ振りが出来ないのである。

かと言って、正直な意見を指摘して怒らせれば、取り返しのつかない関係になってしまうだろう。あまり軽々な約束をして貰っても国民は困るが、しかし日本として言うべきことはしっかり言うべきであろう。

本来は日本が堂々と交渉すべき事案であるが、今となっては解決が先に必要という立場からすれば、北朝鮮に拉致された人たちの返還に一肌脱いで貰うのが一番良策ではないか。それでアメリカ国に対価を払う事が今は一番の良策ではないだろうか?

北朝鮮のトップも自国民に対しては傍若無人のような態度で接するが、トランプ大統領の荒唐無稽な二転三転する動きに対しては、真面目に対応はできないだろう。

問答無用でその日のうちにベネズエラ大統領夫妻を拉致した事件にしろ、イランに奇襲攻撃した事件にしろ、他国の法に対して、全くの敬意も秩序も払わないし、国際法さえ無視する姿は、北朝鮮にしても最脅威の筈である。それが一番の成果のような気がするけどね〜。



▼沖縄県名護市辺野古沖で起きた高校の研修旅行生を乗せた小型船が、転覆して女子生徒一人が死亡した事故であるが、あれは学校側に重大な過失がある。

在日米軍基地建設の反対運動が行われてる現場を見せるという大きな目的があったのだろうが、これから沢山の夢の実現に向かって生きて行く子供達に見せる場所は、社会に幾らでもある。なぜ敢えてそのような危険な場所を選んだのか?

これは反戦運動に力を入れてる学校側の意思が色濃く反映された結果であろう。陸地からの見学ならいざ知らず、海側からの見学であるなら、信頼できる事業者が運航する安定した大きな船で参加すべきであったろう。

人を運ぶ事業登録もしてない小型船である。反対運動が行われてる現場を学習的に見せたいという意図が学校側にあったのだろう。

だいたい未成年の子供に反対運動の現場を見せて何になる。教科書の中で出てきたら、賛成者と反対者の意見があると教えるだけで充分である。

そして本人が興味をもてば、大人になってから、自己責任として活動すればいいではないか。先生が誘導するのはよろしくない。

世の中には色んな仕事があり、色んな生き方があるというのを話の中で教えるのは素晴らしいこと。しかし、そのどれかを選択するのはこれから大人になって行く個人の選択に任せるべきなのである。

先生方が二重、三重に間違ったのは、その日は波も荒く、波浪注意報が出ていて乗船しての見学に適した状況ではなかったらしい。それでも海に出た船に、海上保安部のボートが注意を呼び掛けてもいたらしい。

しかも亡くなった女子生徒は救命胴衣のヒモが転覆した船体に引っかかって、逃れられない状態だったらしい。

何でもそうだが、一回、二回の練習だけで、いざという時、完璧に成功するとは限らないのだ。いま幾ら反省しても亡くなった生徒は帰って来ない。

元々、この船というのは、かけ離れた辺野古基地移設反対運動のメンバー達が関係してる団体が運航していたのだというから、専門の船会社のような知識や設備をもたなかったのではないか。そういう所も事前に調査、把握してなかった学校側にも大いに責任はあるだろう。

大体、政治反対運動と言うのに未成年者の参加は似合わない。学校という所は人が集まりやすい場所だから、その子供たちを利用しやすいのだろうが、学校の第一義は「教育を受け、学問を修める」ことである。そして公衆道徳を学び、社会常識を学ぶ所である。



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