敬天新聞 令和8年8月号 社主の独り言

夏休み特別編 読者の声

(敬天新聞 令和8年8月号 4面)





 先月号の「社主の独り言」について、社主の同窓である愛読者の方から、記事の内容に関し、叱咤激励のお手紙をいただいた。厳しい指摘もありましたが、その情熱に心から感謝申し上げます。本稿では、特別編として、ご指摘いただいた一文を紹介させて頂きます(編集部)。

先ず第一話の巨人軍元監督に関する原稿について申し上げます。これは6月18日掲載のブログを編集部の判断で再掲載したものです。

この原稿について「親の責任や親の権威のあり方について考えるべきではないだろうか」と結んでいるが、そこに至る前に昭和の親父との対比で、いろいろ「解説」しているのだけど、論が尖っていないとの指摘をいただきました。

そして、次のような結論にして欲しいとのご意見がありました。感謝の意を込めて原文のまま紹介させていただきます。

「警察は何をしているのか。暇なのか。家庭の躾の問題に警察は手を出すな。世の中のもっと重大事件の解決に注力せよ」と警鐘を鳴らすのが正論である。消えつつある家庭における(父)親の権威を正しく向上させるために、阿部慎之助氏を擁護し、世の中のすべての(父)親の背中を強く押す主張こそ発信すべきである」 以上。

【編集部より追記】

 近年、痛ましい児童虐待事件が相次ぎ、児童相談所や警察が家庭内のトラブルに以前にも増して敏感になっていることは理解できる。子どもの命を守るためには必要な面もある。

 しかし、その結果として、虐待とは異なる親子間の衝突や躾までが刑事事件として扱われる場面が増えるのであれば、それは社会として改めて考えるべき課題であろう。



 次に第二話の熊の被害に関する原稿について申し上げます。これは6月19日掲載のブログを編集部の判断で再掲載したものです。これについて弊紙を読まなくても「一般新聞にもっと詳しく載っている内容である」ことから、次のことを書いて欲しいとのご指摘がありましので、感謝の意を込めて一部原文のまま紹介させていただきます。

「30年前に2万7千頭いた熊は今や5万4千頭、2倍になった。熊は日本の食物連鎖の頂点にいるから必然である。だから、生物の食物連鎖の頂点に君臨する人間が、全力を挙げて至急2万7千頭まで減らす。「熊を殺し30年前に戻す」のである。そのために、駆除する猟師の単価を3〜5倍に引き上げ、仕掛けワナを10倍設置、麻酔銃を全自治体に配備、猟銃者の緊急育成(多額の補助金を交付)など、速やかに実行するのだ。必要な予算は多額ではない。動物愛護・熊と人間の共生・餌不足・森林政策などの御託を並べるのは、熊が2万7千頭に減りもとに戻った後にゆっくりやればいい。その時点では『熊対策』は不要となっているかもしれない。提案する。今からでも遅くない・敬天新聞は『すぐ熊を殺せ!』と『社主の独り言』へ追加提言すべきである。」以上。

【編集部より追記】

人命は何よりも優先されるべきである。人を襲う熊は排除しなければならない。人を襲う熊が市街地を徘徊する状況を放置することは、行政の責任放棄と言われても仕方がない。危険個体の駆除、猟友会への大胆な支援、狩猟者の育成など、国は直ちに実効性ある対策を講じるべきである。

しかし、弊紙が伝えたかったのは、その熊を生み出した背景に人間の営みがあることも忘れてはならないということである。人間は山を削り、森を変え、自然を都合よく作り替えてきた。その結果が今日の熊害であるならば、これは単なる獣害ではなく、人間の驕りに対する自然からの警鐘ではないか。

敬天愛人とは、天を敬い、人を愛することである。人を守るために熊を駆除することは必要である。しかし同時に、天の理を畏れ、自然との向き合い方を改めることもまた、人間に課せられた責任なのである。



最後に第三話の「南島原市長選挙」についての御意見を紹介します。

「今回の市長選では、三期十二年にわたり市政を担ってきた松本政博市長を応援していた。高校の先輩でもある・・・実直な人物であり、その誠実さや温厚な人柄は多くの市民や市職員から高く評価されていた」と。率直に言って考えが甘いと思う。真に故郷の再性・浮揚を願うのであれば、今回、敢然と松本市長を見限るべきであった。私(S38)・松本市長(S42)・白倉社主(S45)は三人とも長崎県立口加(こうか)高校の同窓生である。私は選挙のかなり以前に松本市長の支持者に言った。

『「情」においては忍びないが、次の市長選挙には出さないで欲しい。もう十分だろう。行政実績がない』と。

『神輿は軽い方がいい』と言われる。『利』を得てきた地元の有力筋や市職員たちの多くは、御しやすい市長の方が都合がいいのだ。『市民』にとってではなく『自分』にとって。

私は相川候補を応援したが、相川候補が『市役所のスリム化』を言った途端、日本有数の貧乏な地方公共団体の市職員たちが現職支持に流れたという。この『俗論・噂』もあながちあり得ない話ではないと思った。選挙結果は、松本候補が追い上げたが、相川候補が599票の僅差で1万948票を得て辛勝した。

社主は本稿の末尾で『新市長には新たな時代を切り開く手腕を期待したい。そして南島原市が、市民一人ひとりの力を結集して、さらに発展することを願うものである』と締めている。この最後の文章を読み、私はほっとした。相川新市長に求めたい。選挙の恩讐を捨て、全市民を一団結させ、自身の高学歴や実業界での著名な業績は胸に納め、松本前市長とも協力し、生まれ故郷の待ったなしの危機を突破するために身を捧げ、地道に奮闘してほしい。追記する。社主は、私の上記の『難癖』に怯むことなく、心身の健康に注意され、今後とも『社主の独り言』で、大胆な『辛口』の健筆を振るっていただきたい。(2026年7月 千葉県在住 口加高校S38年卒)」以上。

【編集部より】

この度手紙を下さった方は弊紙と社主白倉の、よき理解者であります。ゆえに厳しい指摘もありましたが、その熱意に心から感謝を申し上げ、本稿ではその御意見を、紹介させて頂きました。

 弊紙をご愛読いただいている皆様には日頃の御厚情に感謝申し上げると共に、今後もご指導ご鞭撻のほど宜しく願い申しあげます。


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