E&D投資事業有限責任組合からの手紙

2008/10/04

E&D投資事業有限責任組合

 永山恵美子+坂口大学らのオプションファンド投資詐欺事件として追及継続中の、E&D投資事業有限責任組合+M&M投資事業有限責任組合の投資詐欺被害者の多くが、去年の春先にオプションファンドに投資・出資し、秋口に早くも下記のような「投資ファンド配当支払遅延の知らせ」という不吉な郵送物を受けとり凍りついた。

 E&D投資事業有限責任組合の被害者の方々は、永山恵美子・坂口大学が作った筋書き通り、「有力政治家や芸能人もからんでいる」と信頼していた知人からすすめられ、投資ファンドオーナーとしての夢の配当生活をえがいていた。
 それが半年も経たないうちに「いや実は投資先が倒産…うちも投資先のジャルコ林恒夫に騙された……」なんてことをぬかされたら、「騙された!」というより被害者のほとんどが思考停止状態に陥っただろう。

←この文書、E&D側のトライネオスコンサルティング桃井が作ったんだか中田良成弁護士が作ったんだか知らない。ひょっとしてこのときはまだE&DやらM&M側の正幹部らが在勤中で、そいつらの仕事かもしれない。

当組合(E&D投資事業有限責任組合)の運用先(東京のジャルコ林恒夫)より以下の内容の書面が届きました」

と書かれ、横線で区切られた「毎月お支払してまいり〜」からはじまり「9月は延期させて頂きますようお願いいたします。」でおわる、M&M投資事業有限責任組合・E&D投資事業有限責任組合に入ったすべてのお金の運用先であるジャルコ林恒夫からの短い文章。

 これはE&D投資事業有限責任組合の窓口をやってる調査探偵トライネオス桃井氏か中田弁護士かのどちらかに、「郵送」で届いたものであると大方の人は判断したろう。なぜなら「以下の内容の書面が届き」とあるから。メールだったら「書面」とは表現しない。しかし、メールではなく手紙でとどいたなら、その手紙をコピーして「疎明資料」として支払遅延報告の添付資料とするのが普通だ。

 未公開株販売詐欺師やオプションファンド投資詐欺師達が実践しているノウハウのひとつ。未公開株販売詐欺師や投資ファンド詐欺師が「騙したんじゃなく、騙された(我々も詐欺の被害者です)」といういいわけをするための作戦。  投資家への虚偽報告にリアリティをもたせるために、「加害者役(最終投資先)」からのおわび文書を偽造する。発行元とつるんでる未公開株詐欺のばあい、偽造ではなく発行元会社の社長に何回かにわけて謝罪文書を書かせる。

昨日の『投資詐欺の最終加害者はアメリカ(または中国?)』記事のサクセスジャパンの文書画像を見くらべてもらえばわかると思う。

E&D投資事業有限責任組合側は「詐欺師はジャルコ林恒夫!」と主張

 E&D投資事業有限責任組合が「こいつが全ての元凶の詐欺師です」と公言しているジャルコ林恒夫から「届いた書面」を自分で入力しなおしたのだろうから、E&D投資組合の残務処理者……桃井氏か中田弁護士かは知らないが、「手入力」ごくろうさま。  詐欺ファンドの多くが偽造した書類は「別紙」としてみせつけるという発想からすると、わざわざ入力しなおすということはなにを意味するのか?

 このE&D投資事業有限責任組合側からの文書が送られてきたのが19年の9月だが、送りつけられた投資詐欺被害者の人達は、契約・出資してから半年しかたっていなかったものだから、「友達と思っていたのに出資金詐欺?」と思考フリーズ状態がつづいたそうだ。

ま、E&D投資事業有限責任組合としては、このおしらせ文書の下部にあるように「よって10月5日の配当と満期元金の返金はできない」という、いいわけをこの文書で果たした。ここからE&D投資事業有限責任組合の詐欺の故意を否定するための工作がスタートする。

「投資詐欺を働いたのはジャルコ林恒夫です。当組合(E&D投資事業有限責任組合)も林恒夫の投資ファンド詐欺の被害者なんです」というしらじらしい毎月のお知らせ文書。

 E&D投資事業有限責任組合側から雇われたトライネオス桃井がクモをつかむような話しかしてくれず、行くたびに時間のむだを痛感する、定期的な債権者集会

 E&D投資事業有限責任組合もM&M投資事業有限責任組合も、詐欺被害者さんたちは詐欺と信じたくない、でも虚偽や不信感がせまってくる、という状況で疲弊しきっている。

なぜ、E&DやM&M投資事業有限責任組合の投資詐欺行為に、被害者の人達が、どうどうと「E&Dはファンド詐欺だ」と名のりをあげないのかという事情はのちほどお知らせいたします。

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