人材派遣アンツの偽装請負二重派遣

2008/12/09

  人材派遣サービスのアンツという会社がある。会社謄本をあげると「アンツ」ではなく、「株式会社antz」とある。antzでアンツと呼ばせる所に、センスの良さもこれといった批判も感じないが、以下は「アンツ」と表現する。

 我々の元には、悪徳商法や偽装詐欺事件の告発だけではなく、労働者派遣業の派遣会社と労働者間での労使間トラブル情報なども寄せられる。
 特に、単純労働者派遣、日雇労働者斡旋における不正告発は多かった。
 しかし我々は、聖人ヅラをしながら貧乏労働者から当然の事のように労働組合員費を巻上げ、労働者代表のようなツラで弱い立場を偽装して経営陣に不当要求を突きつけ、労使間に介入してボロ儲けする労働組合商売は生理的に合わない。

 よって労働者派遣の偽装請負問題などに関しても、告発があっても調査段階で余りにも度が過ぎた偽装・違法行為が見られない場合は、慎重に対処してきた。
 労働組合商売のように弱者保護を盾に労使間に介入するのも問題あるが、労使間のトラブルには多くの場合、労働者側に責任があると思われる事も実は結構多いからだ。

 しかし、今後シリーズで取り上げる株式会社antz-アンツの二重派遣と偽装請負を繰り返す事による労働者イジメにも近い中間搾取と、アンツの子会社だったアンツネクストが起した「ある事件」については、労使間問題といえ看過できるものではなかった。
 よって今後、アンツグループが「人材」という商品をネタに繰り返し行ってきた悪質行為の数々を、まずは先日倒産させたアンツネクストを筆頭に、アンツ・コーリングフューズヴィ・ウェストサイド・クリアスなどの関連会社の実態報道をする事で明るみに出し、糾弾していきたいと思う。

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