社会福祉法人の消えた補助金・国防老人隊が茨城県政に喝!

(敬天新聞12月号)


新知事誕生

茨城県の県知事選挙(八月二十七日投開票)で、七選を目指した橋本昌知事が敗退した。公示直前までの予想では、断トツに橋本知事の優勢が噂されていた。

というのも、勝利した大井川和彦新知事を担いだのは自民党県議団で、七月の東京都議選以降、自民党は政権批判の高まりで、逆風に立たされていたからだ。 また、大井川新知事は橋本氏と同じく官僚出身ではあったが、殆ど無名に近い立場だった。

しかし、逆風で世間の耳目を集める選挙となり、安倍政権から有名大臣や菅官房長官が、応援のため何度も足を運び、まさかの大逆転を演じたのである。

大井川新知事は、この負い目から一期目の四年間は、県議団の実力者に頭が上がらないだろう。二元代表制の意義も保たれまい。

また、茨城県の公的な諸団体は、殆どが前知事の橋本氏を推薦していたために、利権に纏わる話は、これからどんどん関係者が入れ替わっていくだろう。

ところで、当紙八月号で追及していた飯塚秋男県議は、県から出た社会福祉法人桜川福祉会への補助金一億円を私的に使い込んでしまったらしいが、ちゃんと返済したのだろうか?(詳細は八月号に掲載)

(↑相関図クリック)


この時の県庁の福祉部長は山口やちゑ氏である(相関図参照)。後に橋本知事時代の副知事に抜擢されている。先の知事選で橋本氏が敗退すると、山口女史は諸事情を理由に副知事を辞任したそうだ。

橋本知事の懐刀であった山口女史からすれば、自民党県議団に寝首をかかれて就職先を潰されたわけだから、当時の真実を語られたら如何か?つまり自民党茨城県連の総務会長であり、自民党県議の重鎮である飯塚秋男県議に、もう遠慮することは何もないという事である。

問題の舞台となっている桜川福祉会で、設立当時の理事長が各理事に対して出したという質問状を送ってくれた人が居たので、添付する。実権を巡り激しい争いが、実際に行われていたことを裏付ける証拠である。

(↑質問状クリック)



老人パワー

事の発端は、県議が圧力をかけて、自身の関係するところに、助成金を出すように頼んだことである。その意を受けて、役所の担当責任者が補助金を施設に出した。

その金を本来の指定された業務に使わず、全く別の私用に消費したことにある。これだけでも何か犯罪になるんじゃないのかね? モリ・カケの「忖度」云々どころの話ではない。なんでこれが、問題にならないの?それを取り上げれば、今流行りのブーメランになるということか?

みんな脛に傷を持つようなことをしてるから、取り上げることが出来ないということだろうか?それとも飯塚県議が議長も務める程の大物だから、誰も事実を指摘できないのかな。

飯塚県議は、茨城県選出の自民党衆議院議員、登坂重次郎氏や葉梨信行氏の秘書を経て、県議を六期もやっているから、自民党県連では間違いなく重鎮といえよう。故に誰も異を唱えることが出来なくなってしまっているのかもしれない。

しかし、権力者の馴れ合い、隠しあい、助け合い、なーなー主義の風潮が延々と続いてきた風土に、郷土愛を持つ地元の誰かが、喝を入れないと茨城は良くならないだろう。

そんな折、「日本国防老人隊」なる有志連合を立ち上げた人が現れた。その茨城県代表幹事が野口和男氏である。野口代表は茨城出身の武道家である。残りの人生を茨城県政の不正・不条理に物申していくそうである。

現在の日本の繁栄は、今いる老人たちが身を粉にして働いて来た結果であるのに、老人は金食い虫、邪魔者、ゴミ扱いされてる。

しかもちやほやされて育てられたバカ者に、オレオレ詐欺や投資詐欺で騙されっぱなしの被害者でしかない。

そこで残りの人生を、老人パワーで戦うのだと言う。全国の老人を結集し、一人では無視される不条理の追及も、集団で訴えれば、相手も聞く耳を持つのではないか、という発想である。

当紙も若輩乍ら、後援を買って出たところである。国防老人隊に興味のある方は、ぜひご一報下さい。


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