パチンコ規制の裏で不自然な動き 当紙に届いた投書と天下りリスト

(敬天新聞4月号2面)


覆した認

久しぶりのパチンコ業界のネタである。二月から出玉規制が大幅に改革され、警察庁も本気でギャンブル依存症対策に乗りだしてやれやれと思っていたら、とんでもない疑惑があるという投書が届いた。紙面の都合上、一部しか紹介できないが、全文は敬天ブログで公開しています。(全文→click!)

当紙では、導入が認められる可能性もないのに株式会社コンパス(元エース電研社長)の武本孝俊社長と株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスの石橋保彦社長が、管理遊技機(封入式のことを指す役所の正式名称)の特許に無駄な金をかけているという記事を過去に書いた。(昨年二月号→click!)

根拠は、斎藤保安課長補佐まで、代々続いた警察庁の担当者が、説明会があるたびに「管理遊技機の導入はない」と否定していたからである。

しかも、何を意図したのか知らないが、斎藤保安課長補佐と山佐株式会社の佐野慎一社長との密会写真を経済誌ファクタに掲載させたのである。写真を撮った探偵社も判明している。

山佐の社長を尾行していたのか、保安課長補佐を尾行していたのかは分らない。しかし、その密会写真を故意に雑誌に掲載させたことは、監督する立場の警察庁は面白くなかった筈である。あのような写真を出されれば、何か隠れて良からぬ相談を企んでいるように誤解される恐れもあるからだ。これで益々、管理遊技機導入は遠のいたという印象を業界の人達も持っていたようだ。

ところが、今回の遊技機規則の改正で警察庁が手の平を返し、管理遊技機の導入が認められたというのである。出玉の規制ばかりが喧伝され、遊技機そのものについてはあまり説明がされなかったから一般には知られていない。あくまでも業界の話だから、一般には興味がないのは仕方がない。

しかし、何故歴代の担当者が否定してきたものが、一転し導入が決まったのだろうか?その不可思議な現象を「担当者レベルで手が届かない上の方からの天の声(圧力)がかかった」と、投書の主は言っている。

その天の声を発することができる者に、武本氏が鼻薬を効かしたというのである。武本氏は、そんなに力があるのだろうか?。

ともすればパチンコ業界黒幕の安藤英雄氏の跡目は武本氏で決まりであろう。

投書には、武本氏が警察官僚栗生俊一長官に送ったとされる南高梅や高級牛肉といった品々の伝票写真もあったけど、こんなものでは鼻薬の役目は果たせないだろうから、二人の関係を繋ぐ「何か」の返礼ということは考えられ無くもない。

確かに国家公務員が規制対象の業界人から、贈り物を受け取るのは誤解を招くし、そもそも国家公務員倫理法に違反するそうである。だが、問題の根幹はそんな小さな事ではない。

なぜ一貫して管理遊技機の導入を否定してきた警察庁が突然手の平を返したのか?武本氏が秘めている力とは何か?である。


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事の背景

その答えを記した投書も新たに届いている。内容は「武本氏は今回の管理遊技機構想の暁には、息のかかった企業、そして今後IR市場に参入する姉妹企業にも、警察OBの天下りを確約している」というものである。

そして「天下った後の収入は、常勤なら年棒一千万円は下らない。顧問など非常勤でも一企業あたり月額五十万円は支払っている。退職金はというと、天下ってから辞めるまでの間に受けた給与合計額というのが相場である。」というものだ。参考資料として天下りリストも送られてきた。

森友問題で官僚による文書改ざんが表面化し、行政に対する国民の信頼というものが揺らいでいる昨今、パチンコ業界の闇について記されたこれら投書の内容も、あながち嘘であるとは言えないのではないか。

春だというのに、私利私欲に満ちた何とも解せない混沌とした世の中になったものである。


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