東洋大学一教員さんよりのFAX

2008/12/08

 東洋大学陸上部の面々は、条件付とはいえ箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)から正式に出場許可が出たため、来年の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に向けての練習を再開したそうである。
 東洋大学元陸上部員の男子の東武東上線内痴漢事件により監督・部長とも辞任してしまったが駅伝終了までは新監督は置かず、佐藤尚・植村和弘両コーチが指導するそうだ。あと二十日とそこそこしか練習日は無いが陸上部に於いては汚名返上の為、頑張って頂きたいものである。


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 東洋大学一教員と銘打ったFAXが本紙の元に先ほど届いた。この画像は塚本正進理事長宛の物だが、同様の物が田淵順一常務理事宛にも届いている。東洋大学職員内における鬱憤の蓄積は大きい。
 理由は、校友会幹部やOBの人達となかば抗争状態にあり、独裁者と評されている田淵常務理事を筆頭とした大学経営幹部らの、職員への厳重監視体制からくるものだそうだ。
 それとどんな不祥事があろうと自らは傷つかない・詫びない経営幹部らの冷たい仕打ちも、職員達に疑心を起させているだろう。

 本紙としては東洋大学陸上部員の東武東上線痴漢事件では、もう監督さん部長さんが辞任したのだから今さら理事長や常務理事が辞任する必要はないと思う。
 しかし、東洋大学サイトでの「重要なお知らせ」において、「第85回東京箱根間往復大学駅伝競走への出場について」として、「痴漢事件について関東学連から条件付ながら箱根駅伝参加が認められました」との報告があるのだが、これ、結びが東洋大学≠ニだけしか書かれていない。

 FAXの送り主の「東洋大学一教員」さんも、ここのところを東洋大学理事長塚本正進≠ニか東洋大学総長塩川正十郎≠ニして、東洋大学の意思決定部分の重要人物として具体的に謝罪しろ、と言っているのだと思う。
 東洋大学の不祥事においては、過去にも色々な問題が責任の所在がウヤムヤなまま時間が経つことで立ち消えになり、無かったこととされてしまったことが多かった。今回は「東洋大学の監視外」の事だったため、即、警察沙汰・マスコミ沙汰になった。しかしがこれは異例だ。

 本来なら、学外で一学生がムラッときて起した痴漢事件なんかよりも、今年の夏起った北志賀高原ホテル人妻東洋大生大怪我・セクハラ疑惑事件の方が社会的に問題ある事件である。
 また東洋大学附属牛久高等学校の野球部の悪質なイジメ事件による高野連の対外試合禁止処分についての学校法人としての釈明等も一切無い。
 東洋大学一教員さんや、その他の東洋大学を憂う職員・教員の方々の不満や怒りはここにある。

 東洋大学に常態化している不祥事隠蔽体質と大学幹部らの職員教員監視体質を改めろ・・・・・・「東洋大学一職員」さんの言いたい事も極言すればこれだけだろう。
 これが出来なければいずれ辞任せざるをえなくなるだろうし、辞任したくなければ、東洋大学卒業生室などといった新たな利権確保のためのシステム作りなどに精を出すのではなく、素直に職員教員OB校友会員達の声に従うべきだろう。

 尚、東都大学リーグで戦後初の四冠王を成し遂げた東洋大学野球部は、明日から日本代表として台湾遠征に出発する。これはもう東洋大学だけの問題じゃなく日本中の期待がかかっている偉業である。

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